昨夜の電話の際、「起きれないだろうから、明日(土曜)の待ち合わせ遅くする?」といってくれたのに、固辞した私。

しかし、寝坊。
そして、ダメ押しの遅刻。最悪。

待ち合わせの駅のホームにダッシュで行ったら、いつもと違う顔のさーくん。昨夜の電話のことを引きずっているのか、単に遅刻したことを怒っているのか、まったくわからない。けど、怖いのは確かで、目が見れない。

電車に乗っても、ほとんど喋らず。
窓の外を見て、涙目を誤魔化していた。
このまま嫌われたらどうしよう?とか考えながら。

私がメガネが欲しいといったので、それを見に行くという予定だったのだけど。
どれも自分に似合わない気がして、店を出てお茶をした。
それでもやっぱり私は元気が出なくて、買い物する気に到底なれなかった。でも、帰りたくもなくて。

電車に乗って遠くに行きたい、と言って、普段乗らない急行に乗った。

急行は私の家の最寄駅をぐんぐん追い越して、どんどん田舎のほうへ。
そのぐいぐい進む感じがよかった。

びゅんびゅん飛ばす電車の窓から、私たちの通っていた大学が見えた。
「行ってみようか」とさーくんが言って、私も猛烈に行きたくなって、電車を飛び降りた。

その校舎は1・2年のときしか通わないところなので、まだ学生のさーくんも懐かしがっていた。土曜だったからほんの少しだけど学生もいた。
田舎だからムダに広くて、芝生もあって。
校舎が開いていたので、侵入してつくえに座ったり。

なんだか妙にリフレッシュして、さっきまでの沈んだ気持ちが飛んだ。
あのときはさーくんとこうして一緒にここに来るなんて思わなかったなあ、とか考えて。
さーくんの元彼女との思い出を聞き出したりね。普段はやきもちやいてちょっとでも言うとすぐ拗ねるのにどうしたの、ってさーくんが不思議がる。私、やたらハイテンションだし。

なんでなんだろう、私もわからないんだけど。
ここに今こうして居る自分とさーくんがものすごく愛しくてたまらなくなったんだよ。

帰りの道は凍るほど寒くて、手を繋いで歩いた。気が付いたらすっかり仲直りできてた。

うちに着いて一緒にお風呂に入って、心も溶かすようにあたためましたとさ。

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