会えた日。

2005年4月24日 恋愛
4月21日、木曜日。

体調は万全とはいかなかったけど、仕事をちゃっちゃと切り上げ、会社を飛び出す。久し振りに恋人とゆっくりできることに胸を躍らせる。

が、恋人から「30分遅れる」というメールが来てゲンナリする。「わかった」とひとことだけ返信して時間をつぶして待ち合わせ場所へ。
恋人が来た瞬間も憮然とした顔をしてしまった。
急に店舗に行かなきゃいけなくなったから遅れたらしいのだけど。でも私はむくれてしまう。

私の家の近くのファミレスでごはんを食べる。改めてちゃんと顔を見たら、恋人は短期間ですっかり老けこんでいた(言ったら怒られた)。やっぱり違うひとみたいに見えてちょっとさみしい。

私の家に着いて、恋人がすぐに私に触れる。
ベッドに入ってぎゅうー、と抱き合う。とても久し振りに。体温が溶けあう感じ。恋人が「気持ちいいね」と呟く。私は笑ってしまう。まだなんにもしてないよ。でも触れ合うだけで心が安らいでくるのがわかる。恋人もそう感じているのだと思うと、とてもうれしくなった。そのあとの、とてもゆっくりとしたセックスも。そこに、すぐ近くに恋人がいるっていうのが、夢みたいに思えた。

眠る前、ベッドの中でいろいろなことを話す。以前は週に一度はこんな時間をもてたけど、いまはとても貴重なこと。くだらない話で笑ったり、真面目な話もたくさんした。

恋人は「なにかしてほしいこととか、これだけはしてほしくないこととかある?」と訊ねた。私が「そんなの言い出したらきりがないよー。さーくんはあるの?」と聞き返すと、「休みが合えばいいなとは思うけど、それ以外では、これ以上イズミに望んでることはないよ。充分だよ」と言ってくれた。うわー。すごいね。仕事のあとのメールもほっとすると言って喜んでくれていたのでよかった。でももっとなんかしてあげたいんだけど。甘いな、さーくん。
でも私が転職したいと言っているのに対して、「平日休みのところにして?」と言われた。私は事務職希望なので、そんなにないと思うんだけど。うーん。まぁそれはおいおい考えることにする。

ラブな話ばかりでもなかった。
いちばんこたえたのは、遠距離になる可能性を思いっきり示唆されたこと。新しい店舗のヘルプで、関西方面に行くことになるかもしれない、と。まだまったくわからない状態だし、ほんとにただの可能性だけど、そういうこともある、ということで。「遠距離になったらどうする?」と問い掛けるも、「どうしようかねぇ」という会話で終わる。いいのか。あぁ。

「土日とかつらい?他の人がうらやましくなったりする?」と聞かれたときは、さすがに涙してしまった。バレないように。恋人には笑ってごまかしたけど、そんなのうらやましいに決まってるじゃないか。でもしかたないことなんでしょ?どうにもできないでしょ?だがら我慢してるのに。そんなこと聞かないでほしい。

ふたりでうとうとしはじめたとき、恋人が自信なさげに、「どうして俺なの?どこが好きなの?」と聞いてきた。私は「うーん、わかんないけど…さーくんがいい」と言った。恋人はうん、と、黙ってゆっくり頷いた。とても深く。眠い頭で、さーくんも不安なんだなぁ、好きだってことがちゃんと伝わってよかったなぁ、と思った。そのまま寝入ってしまった。

朝、私が先に起きて、恋人がいることにちょっと感動した。しばらくいちゃこらしてたけど、私は仕事なのでいそいで準備。あっというまにまたお別れ。今度会える日もわからないままに。

さみしいけど、また会えるから。絶対に。それまで頑張る。
たくさん話せてよかった。楽しかった。

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