昨晩、眠る前に恋人と家の電話で話していたら、携帯に電話がかかってきた。
登録していない人から用の着信音だったので、誰だろう、と思って見てみると、電話番号だけの表示だったのに、すぐにわかった。見覚えの有る番号。
前の恋人からだった。
恋人に「こんな夜遅くに誰?」と訊かれた。
私は「知らない番号。間違いじゃないかな」と答えた。
動揺したわけじゃない。
だって今は本当に知らない人だ。
別になにがどうだからと電話してきたんじゃないんだろう。ただ単に暇で、たまたま私を思い出してかけてきただけ。たとえ出たとしても話すことなんか無い。
別に彼のことを憎んでいるわけじゃない。恨んでもいない。ちょっとひどい別れ方だったし、その後もずるずる引きずっていたから、なんとなく後味は悪かった。でも本当に好きだった。
あの頃は彼しか見えてなくて、すがりついてでも離れたくなくて、病的なまでに彼に固執していた。若かったから、と笑い飛ばしてしまいたくない。あの頃はそれなりに真剣だったんだ。
今、私はあの頃には想像もしなかったかたちで、幸せなのだ。
私がなにも言わなくてもわかってくれる。救ってくれる。共倒れになんかならない。助け合って生きていく。
穏やかでやすらかな、今の恋人との日々を本当に愛している。
どうしてる?
ちょっとだけ、気になった。
登録していない人から用の着信音だったので、誰だろう、と思って見てみると、電話番号だけの表示だったのに、すぐにわかった。見覚えの有る番号。
前の恋人からだった。
恋人に「こんな夜遅くに誰?」と訊かれた。
私は「知らない番号。間違いじゃないかな」と答えた。
動揺したわけじゃない。
だって今は本当に知らない人だ。
別になにがどうだからと電話してきたんじゃないんだろう。ただ単に暇で、たまたま私を思い出してかけてきただけ。たとえ出たとしても話すことなんか無い。
別に彼のことを憎んでいるわけじゃない。恨んでもいない。ちょっとひどい別れ方だったし、その後もずるずる引きずっていたから、なんとなく後味は悪かった。でも本当に好きだった。
あの頃は彼しか見えてなくて、すがりついてでも離れたくなくて、病的なまでに彼に固執していた。若かったから、と笑い飛ばしてしまいたくない。あの頃はそれなりに真剣だったんだ。
今、私はあの頃には想像もしなかったかたちで、幸せなのだ。
私がなにも言わなくてもわかってくれる。救ってくれる。共倒れになんかならない。助け合って生きていく。
穏やかでやすらかな、今の恋人との日々を本当に愛している。
どうしてる?
ちょっとだけ、気になった。
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