無題

2005年10月21日 恋愛
はなれていても、私のことを忘れないでね。
たまに思い出して、3回に1回くらいは「会いたい」って思って。

ずっとあなたに言いたかったことだった。

でも、いろんなことがゆがんで見えた私、そして実際にゆがんでいたあなたとの関係の中で、とてもそんなこと口に出せなかった。僅かな時間に一緒に居られるというだけで満足しなければならなかった。

どうしてあんなに、熱病のようにあなたを求めて、ちっともいいところなんてない、誰にも誇れない、静かにただ息をひそめているだけの恋愛に突っ走っていたのか。


「忘れたことなんかない。
 いつも想っているし、いつだって会いたいよ。」

今は心から大切な人がいて、私はその人のことを誰よりも幸せにしてあげたい。転んだりつまづいたりしながらでいいから、あなたといたときのような気持ちにはなりたくない。

その人と、未来を見つめて一緒に生きていくって決めた。



でも。

時々、気が狂いそうになるくらい思い出す、あなたのことを。

笑ったときの細い目、におい、もうさわれない手、家までの雪の降る道、夏のけだるい朝、夜行バスから見えた高速のテールランプ、どうしてそれを忘れてしまえるんだろうかと。

今好きな人のことも、そんな風に?

幸せの中にその恐怖を植え付けたのはあなたなのです。

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