見えない敵。

2005年4月4日 恋愛
「せめて女の影くらいあれば
 でなきゃどう戦うものやらわからない」

いくえみ綾「ブローチ」からの引用ですが。
まさにその通りです。胸が痛みます。

***

きのうは付き合って半年記念日だった。
恋人はきっと忘れてた。

メールをして、返事がきて、「明日から頑張ってね」と電話した。恋人は「うん」と言い、切った。そのあとで泣いた。

損なわれてしまったものは、やはり戻ってこないのだと思った。
私たちは今までと同じようにはいかなくなってしまった。
恋人への気持ちが変わったわけじゃない。恋人もきっとそう。
でももうこれまでのような日々は送れない。
それがひどく悲しい。

恋人と話したいのに、うまくそれができない。
恋人の負担になりたくないのと、自分のほんとの気持ちとの間で窒息しそうだ。

メールだって頑張らないと打てない。ほんとはさみしくて悲しいのに、それを隠して「お疲れ様」とか言ってる。気持ちを偽ってる。自分を騙してる。無理してる。苦しい。

こんなんじゃいつか爆発する。
でもどうしたらいいのかわからない。

「恋人が就職したから」ってだけで別れるなんてバカバカしい。
頭ではわかるのにもうどうしようもない。マイナスな気持ちは発生したらとまらない。ウジ虫のように体中を駆け巡ってる。


見えない敵が、虎視眈々と私を狙ってる。

I Just Need Myself.

2005年4月3日 日常
■6時に起き、連休の帰省のために切符を買いに行く。すっぴん+メガネで電車に乗る。ねむくてねむくて頭痛がした。しかしまた12時すぎに来なければいけないとのこと…がーん。
■家に帰って眠る。浅い眠りのなかで前の恋人の夢を見る。昔と同じように裸で抱き合っている。先週の日曜にも出てきて、夢の中でセックスしてた。なんで?また混濁する意識。
■昼過ぎに身じたくを整えて家を出る。暖かくて気持ちいい。まさに春。切符もとれてたし、ヤッター。地元には3日間しか居れないけどリフレッシュするぞー。
■久し振りに一緒に上京した唯一の高校時代の友達に、とある所用で連絡をする。もうどんくらい会ってないのかわからん。飲むことになった。またしてもヤッター。積もる話があるぞ。
■ドトールでお勉強。さっそくつまずく。難しいッス。でも頑張るッス。

そんな日曜日。恋人がいなくても、ひとりでもなんでもできるもんだなあ。もともと私はひとりで何かすることが好きな人間だから、すごく充実した気分。淋しいのはもちろんあるけどね。
でももう歩き出してるんだ。そんなこと言ってられない。まさにI Just Need Myselfってなもんよ。

これから勉強の復習して、ビデオみて、本をよむのだ。ああ実家にも電話しなきゃ。

また明日から仕事だ。頑張らなきゃね。

逢瀬。

2005年4月3日 恋愛
恋人に会ってきました。その経緯のできごとメモです。

***

はっきりとした時間はわからないとのことだったので、本を読みながらだらだらしてたらいつの間にか寝ていた。恋人からもらった指輪をなくす夢をみた。起きてからも意識は混濁していて、体が重たかった。今日は会えないんじゃないかと思えてきた。気分がどんよりとしている。
ぼんやりしてたら恋人から電話がきて、今から店舗にいくからもう少しかかる、とのこと。
ああ、会えるのか。ほっとしたようなそうでないような、不思議な気持ちだった。

19時半ころ、私の家の駅で待ち合わせ。早く着いたので、ロータリーのところで座って待っていた。いやに緊張して、心臓がどきどきしていた。電車が停まって、恋人が改札から出てきた。スーツを着て、髪を短くして、べつの人みたいだった。顔には心なしか精悍さがそなわっていた。

久し振りに手をつないで歩いた。恋人の手は暖かかった。横顔がいつもと違う気がして、少し淋しくなった。

駅前のファミレスに行ってごはんを食べ、いろいろと話す。研修中のこと、私の仕事のこと。やっぱり恋人は成長していて、頼もしくなっていた。
私はなんだかせつない気持ちのままで、ふにゃふにゃと笑うことしかできなかった。たまに涙がこみあげてきて、顔を伏せた。

あっというまに時間が過ぎて、そろそろかな、と思っていたら、恋人が突然「イズミの家に行こう」と言った。
私はびっくりして「なんで?」と聞いた。
「久し振りに行きたいんだ。泊まらないで帰るの見るの嫌?」と恋人。
私は黙って頷いた。でも恋人は「行こう」と言って店を出た。

私の家までの道を、何度こうして手をつないで歩いたかわからない。
でも今は今までと違うんだ、もう何かが始まっているんだ。そんなことを考えながら歩いた。
ときおり恋人はつないだ手の力をぐっと込めた。私もぎゅっと握った。

家に着いて、抱き合うまでに時間はかからなかった。ほとんど無言で抱き合った。自分がどれだけ恋人の体温を求めていたかわかった。無我夢中で恋人にしがみついていた。恋人も同じように、なにかを確かめるように私の身体に恋人の身体を埋めていた。

裸で抱き合って、私はやっといつものように笑うことができた。

ほどなく恋人が帰りじたくを始めて、私はそれをずっと見ていた。恋人は黙ってワイシャツを着てネクタイをつけ、スーツ姿になった。
これから何度もこんな光景を見ることになるんだろうな、と思う。夜中に、早朝に、いってしまう恋人。私をこの部屋にひとり残して。でもそれは置いてけぼりじゃない。また必ず会えるし、また一緒にいられるんだ。

帰りは駅まで一緒に歩いた。恋人はもう月曜から始まる仕事のことを考えていた。横顔でわかってしまう。
「私のこと、忘れないでね」と呟いた。恋人は「別れたいの?」と突然訊ねる。私はびっくりする。恋人も同じように不安を抱えているのかもしれない。簡単にそんなこと言っちゃだめなんだな、と思う。

てくてく歩きながら、淋しさは増していく。でも時は流れる。しあわせな時間が過ぎれば淋しい時間がきて、またその逆も必ずやってくるのだ。

信じよう。

また連絡するから、と恋人が言って、駅前で別れた。
雨が降り出してきた。自転車を飛ばして家に着く。
昨夜、日記を書いたあと、残っていたわずかな力で「おかえりなさい」とメールを打った。
しばらくして、電話が鳴った。恋人からだった。

恋人の声。久し振りに聴く声。それを耳にして、体が震えて涙がぼろぼろ出てきた。
「土日会おうって言ってたのに、店舗に挨拶に行かなきゃいけなくてだめになったんだ。メールも返せなくてごめんな。」

会えないんだ。また、同じ気持ちで夜を越さなきゃいけないんだ。
そう思うと、明るい声で「お疲れ様」って言いたかったのにできなくて、逆に恋人に「なにかあったの?」と訊ねられた。

それから普通に話してたのだけど、研修の話をし始めたら、恋人が電話口で声を詰まらせて泣き出した。堰を切ったように。ほんとにたいへんで、でもやり遂げられて、安心したのだろう。私はずっと「頑張ったね、偉かったね」としか言えなかった。ほんとにすごいなって思った。恋人を誇りに思った。

でも心のどこかでは、恋人がそんなに辛い思いをしていたときに私は自分のことばっかり考えていたのを恥じて、心から恋人を労ってあげられなかった。恋人は気持ちが昂ぶっているし、今そんなこと言っても余計なこと考えさせるだけだし、と思って口をつぐんでいた。

恋人の話を聞きながら、体がちぎれそうに痛くて、ばらばらになってしまいそうなのを感じた。
限界だ、と思った。

恋人が泣き止んでひとしきり話終えた後、「私の思ってたことを言っていい?」と訊ね、吐き出した。

最初は私も頑張ろうって思ってた。そして頑張った。
でも返ってくるあてのないメールを送り続けることや、電話もできないことがとてもしんどかった。さみしいのに、それを伝えられないことも。
しかたないってわかってるのに、どうしてもだめだった。実際にたいへんなのはさーくんなのに、そんなことしか考えられない低レベルな自分が嫌だった。
これからさーくんの仕事が始まったらこんなことはたくさんあるはずのに、たった1週間でこんなんになったら、だめになっちゃうんじゃないかと思って自信が無くなった。

恋人はひとつひとつの言葉にうなずきながら全部聞いてくれた。
そして言ってくれた。

「そんなに不安にならないで。自信を無くさないで。
今日だって帰ってきてからイズミに研修のこと話したかった。聞いて欲しかった。
イズミもほんとの気持ちを話してくれた。
そういう気持ちがお互いにある限り、大丈夫だと思う。
俺たちなら大丈夫だよ」

つかれはてているはずの恋人なのに、私の話を全部聞いてくれたあとに、そんな言葉をくれた。
嬉しいのと申し訳ないのとで、頭の中がぐちゃぐちゃになった。

「だからさ、もう泣かないで、明日会おう?」と、恋人が言った。
夕方なら時間が空くから、って。
私は「ちょっとしか会えないなら、帰ってしまうのを見るのが悲しいからいいよ」と言った。
でも恋人は、「なんでだよ。会えないほうが悲しいだろ」と言ってくれた。


このひととなら、って思う。
道を見失って振り返ることがあっても、また前を向いて歩き出すことができるんじゃないか、って。

でもね、この1週間で、私は確実に損なわれたの。なにかを無くしたの。
それはもう戻ってこないんじゃないかとも思う。

このひとと自分を信じるしかない。頑張るしかない。



これから、恋人に会ってきます。

無題

2005年4月1日 恋愛
週末。

久し振りに偏頭痛がきた。派手に痛くはないけど、こめかみのあたりが低く響く。仕事中に鎮痛剤を飲んだけど効かない。
会社の先輩とごはんを食べて帰ろうかと話していたのだけど、先輩が残業のためお流れ。本屋に寄って資格の本と「海辺のカフカ」の下巻を購入。久し振りにお勉強。なかなかおもしろいもんだ。
失恋の歌を口ずさみながら、夏にやり残した花火を取り出して、ベランダ線香花火に火をつける。…と同時に宅急便のおっちゃんが来て大慌て。灰皿に火のついた花火をつっこんだら、届いたのは実家からの救援物資。おセンチになるヒマもない。

恋人からの連絡はありません。

いろいろ考えて、辛くて、でも私にも私の生活があって。こんなふうに慣れてゆくのなら、意外と平気なのかもしれないと思ってしまいます。

目先の気持ちだけをすくいとっても、後悔するだけだってわかってるけれど。きっと今よりもっと悲しくてしんどいんだろうな。

でも、私にも限界はある。

忘れたくない。けれどもう、動けない。動かない。

どうなるかわかんないけど、とりあえず、疲れたので休む。
今朝。5時前に、ひどい生理痛で目覚める。最悪の夜明け。
携帯を見ると、恋人からの連絡はやっぱりない。

仕事がめちゃめちゃ忙しく、ずっとデスクに座ってパソコンと睨み合い。昼休みに外のベンチでぼぉっとして煙草を吸いながら、くるりの「ばらの花」を聴く。天気が良い。暖かい。街ゆくひとたちがみんな幸せそうに見える。どこかに出掛けたいな、とぼんやり思う。

家に着いて、日本酒で晩酌。実は今週毎晩飲んでる。恋人の不在とバランスをとっているのなら、もし別れたらアル中決定だなぁなんて思いながら。

恋人はあした帰って来る。くたくたになってることだろう。
土日に会えるかもしれないって思ってたけど、今の私じゃ到底無理。

伝えたいことはたくさんある。けど恋人はつかれはてている。これから本格的に仕事が始まる恋人に、余計な考えごとはさせたくない。重荷にもなりたくない。だから言えない。そんな状態じゃ、帰ってきた恋人に心から「おかえりなさい」って言えない。手離して迎え入れてあげられない。


ほんとは、きのう勤務地をメールで教えてくれたこと、嬉しかったの。
たぶん言い渡されてすぐに、私に教えなきゃって思って、こそこそメールを打ってくれたんだ。
土日だって、ほんとは会いたいの。会って、いろんな話を聞いて、触れ合いたい。笑い合いたい。きみの顔が見たい。声が聴きたい。疲れているきみを癒してあげたい。

でも、わからないの。ほんとうにきみになにをしてあげたいのか、なにをしてほしいのか、わからなくなってしまった。

迷いながらきみに会いたくない。曲がってしまった気持ちのままで話を聞くことはできない。きみの前で泣きたくない。


どうしてなの。

在処。

2005年3月30日 恋愛
今朝もやっぱりメールはなくて。返ってくるあてのない、届いているかどうかもわからないメールを送ること、それ以外のことにもいろいろとしんどさがピークを迎えていた今日。
仕事中に、恋人から「勤務地が決定した」とメールが来ました。

場所は恋人の家の最寄駅から電車で一時間くらいのところ。
恋人は「家の近くの店舗になる確率が高い」って言ってたし、恋人が希望を出したところとはまったく違うところだったので、びっくりした。

会えない距離ではない。休みが合わなくても、仕事が終わってから会うことはできる、と思う。

でも、恋人が研修に行ってからの数日間で、一気に私の不安は増した。

恋人のことが大好きで、大切にしたくて、支えてあげたいと思う。でもその半面、淋しくて淋しくてしかたなかった。私のことを考える余裕なんかないってわかってる。頭では「しかたないことだ」って理解できるのに、気持ちがどこかべつのところに行ってしまう。ほんとうに辛いのは恋人で、心から応援したいと思ってるのに、それが出来ない私が嫌で、苦しい。
4月からはそういうことがもっと増えるのが目に見えている。恋人は仕事に追われて、私はいまと同じように相反する気持ちのなかで溺れそうになる。なにも苦しまなくていいところに逃げたくなる。

たった数日で、自分の気持ちの在処を見失いそうになるなんて。

「なにがあっても大丈夫だ」なんて嘘。
私は不完全で未熟で、さーくんじゃなきゃだめなのに。


どうしたらいいのかわからない。こんなことで悩みたくない。
いつもまっすぐに恋人のほうを向いていたいのに。

しんどい。

2005年3月29日 恋愛
月末で、仕事がかなり忙しかった。久し振りにテンパった。
しかし先輩から「思ったより暇で良かったね☆」と笑顔で言われ、手伝ってもらうこともできず、ひとりでこなした。が、がんばったよ…。息も絶え絶え。

さて、恋人といえば。
毎朝送ってくれていたメールが、今朝はありませんでした。
かなり心配。そしてやはり、ちょっと悲しい。

私はきょうのできごととか天気の話とか、一方的に送っているんだけどね。私だったら何も言われないよりメールのひとつくらい入っていたら嬉しいかも、と思って入れ続けてる。
どんなときでも返信をくれていたまめな人だから、それがかえって重責というか、不快な思いをさせていたらいやだけれど。

勤務地も研修中にわかるって言ってたから気になる。けど聞けない。
勤務地がわからないとこれからのことは考えられない。いつ休みで、どこで会えるのか、とか。そんな余裕は今はないってわかってるんだけど。

恋人が今どんな気持ちでいるのか、なにをしているのか、まったくわからない。それが悲しい。
こんなときに考えてもしかたないことだけど、私への気持ちも変わってしまったらどうしよう、とか、帰ってきてダメになったらどうしよう、とか思ってしまう。不安になる。

実際につらい状況にいるのはきみだけど、私も今、かなりしんどいよ。
付き合ってきてはじめてだ、こんなの。

早く帰ってきて。
朝の4時ころ、研修に行っている恋人から驚くようなメール。
いろいろあって、気が狂いそうになってる、と。

研修は想像を絶する厳しさらしい。
就職先が接客メインなのもあり、挨拶や頭髪のチェック、毎日一位からビリまで成績が発表されるテスト、その他もろもろの強制。研修教官からの叱咤。
昨夜は勉強して眠れなくて、たまらずメールしてきたようだ。

私はそのメールを5時半くらいに見て、返信したのは7時前。それくらい考えて考えて考えてじゃないとだめだった。簡単に「頑張れ」とかいえる状況じゃないのだ。

私にできることはなにもない。そう思うと歯痒くてくやしい。
そんなところから出て、早く帰ってきて欲しい。でも逃げても欲しくない。酷かもしれないけど、負けてもいいから、逃げないで欲しい。いつも私にそうしてくれたように、真っ直ぐ前を見て歩いて欲しい。

誰かが苦しんでるのを見てこんなに胸が痛んだのは初めて。
何もしてあげられない自分にこんなに腹が立つのも初めて。

私は帰ってきたきみに恥じないように、頑張る。仕事も、それ以外のことも。それくらいしかできないから。

どんなに愚痴をこぼしたって、私は全力できみを受け止める。

早く、ぎゅうと抱き締めてあげたい。
恋人から早朝に「研修は地獄です。軍隊だ…」とメールが入っていた。うむむ、辛そう。
携帯で電話することも禁止されてるんだって。さみしーのう。電話できないなんてつきあってから初めてのことだ。

私はと言えば、お昼前に起きて、ごはん食べて、部屋の大掃除して、本を読んで、そのまま昼寝して、と、第一級のダラダラぶりを発揮していたのに。すまぬ、さーくん。でもこころから応援してるよー、だーらだーら。明日は仕事忙しいのに今日は眠れなさそうだ。

早く恋人に会いたいけど、この調子じゃ帰ってきても疲労困憊でだめそうだな。また駄々をこねて泣いてしまうのだろうけど、無理をしてほしくない。あと、私がどれだけ我慢できるのか、試してみたいのもある。

賭けごとは嫌いだけど、まだ余裕のある今ならいけるかな、と。
恋人の研修がいよいよ始まる。よって第一回目・ひとりの休日。

友人と遊びに行く気力もなく、「海辺のカフカ」の文庫版を読み耽りながら過ごす。読んでるうちに眠くなってまぶたがおりてきて昼寝。起きてごはん。とかやってたらもう夜だー。なんて不毛、でも充実。

恋人と過ごせなくてさみしいんだけど、私には確実にこういう時間が必要なのだ。なにもせず、自分のためだけに消費する時間。ひさしぶりにそんな時間があって、少なからずとも安堵している。でもほんと、さみしいんだよ。思い出すのは恋人のことばっかりだし。

あとは本の続き読んで、ネットして、「ハッピー・マニア」でも読み返そうかな。あとビデオも観なきゃ。煙草もきれそうだ。

***

さみしいときに、無条件で甘やかしてくれる手を振り払うのは、私にとっては容易なことではない。「流されやすい」っていうのはそういうこと。
でも中途半端にではなく、完全なる拒絶を示さなければ、私にとってもその人にとっても、もちろん恋人にとってもよくない。わかってる。まだ健康的に休日を過ごせるうちはその人の手を必要としなくていい。

じゃあどうしようもなくなったら?限界がきたら?

私には、自信がない。だから拒絶し続けるのだ。完全に。
昨日卒業式帰りの恋人から電話があって、いろいろ話してたらなんだかさみしくなって、泣けてきて。でもそれを恋人に悟られたくなくて、無理して元気に話してた(けどバレてた)。

で、今日は突然のデート。
私が、会いたいよぉぉう、と我儘を爆発させて、急遽仕事終わりに会うことにしたのだ。

仕事を早めに切り上げて、恋人と待ち合わせる。
一緒にごはんを食べて、いつもと同じように笑って話して。
でも気を抜いたらまた泣けてきてしまいそうだったから、ずっと恋人の顔を凝視していた。傍から見たらただのヘンな人だっただろう。

いつも私の家に一緒に帰るのに、今日はそうじゃない。べつの電車に乗って、それぞれの家に帰るのだ。あたりまえのことなのに、ものすごく悲しい。さみしくてしかたない。涙が込み上げるのを必死に堪えていたら、「もう一生会えないみたいな顔するなよー」と恋人が笑う。私も笑う。

人前でいちゃこらするのが何よりも嫌いなひとなのに、私がずっと改札の前でうだうだしてたら、チューしてくれた。めちゃめちゃ短い、ほんとに一瞬の。びっくりしたけど、うれしかった。

じゃあね、と言って別れて、歩き出す。さっきのチューがずっと残ったまま。耳にふたりが好きなオーシャンカラーシーンの「So Low」が流れる。大丈夫だ。

今までで一番短いデートだったけど、深く心に響く時間だった。

私も頑張る。


と、ここまで書いてナンですが、来週の土曜には会えるみたい。一週間ちょいのナニが我慢なのか。バカですな。
今日、恋人が大学を卒業しました。雨の門出です。
これからいろいろ大変だろうけど、頑張ってね。
今は飲み会で楽しんでることでしょう。私は会社のミーティングをさぼって雨の中帰って、晩ご飯はキムチうどん。さみしー。でもうまー。

***

「流されやすそうなひとだと思った」。とても鋭い指摘。
そう、私は確かに流されやすい。そのときの感情に振り回される。

これからひとりの時間がどんどん増えて、私の中にどんどん隙間ができたら、どうなるかわからないと思ってた。ちょっとのひとことで揺らぐ私だから、忘れてしまうのも、失うことの恐怖も、後先考えずにその場で逃げ出せてしまうのではないかと。

でも、今のところまだ平気みたいだ。

だってこんなにもきみに会いたい。流れないものがある。それがしるし。

連休日記。

2005年3月22日 恋愛
連休明け。今日は終始ぼぉぉっとしてしまった。仕事中も。

■土曜:髪を切りに中目黒まで。お昼に行ったので案の定混んでいて待たされたけど、満足のできばえ。代官山〜恵比寿までお店をのぞきながら歩く。恋人とお茶するもちょっとギスギスとする。帰っていちゃこらして仲直り、のような。

■日曜:最後の連休だし出かけよう!と息巻いていたのは私だけだったようで、恋人はずっと眠たげ。花粉症の薬でだるいのはわかるけど、せめて散歩くらいはしようよ、と説得するも、ふとんに取り憑かれた恋人にベッドに引っ張られて、結局終日だらだら。んもー!いきなりの思いつきでキムチ鍋などやってみる。ビールとキムチでうまうま。機嫌も直ってまたゴロゴロ。恋人は今までで一番の甘えん坊さんと化す。真夜中にセックスをして、そのあの恋人の体温でうとうと。幸せな眠り。昼間もたくさん寝たのに、どうしてあんなに安心して眠れちゃうのかな。

■月曜:恋人が早く帰らなければならなかったので、友人と遊ぶことにする。準備しなければ遅刻するというのに甘えてくる恋人。イライラ。ついつい当たってしまって恋人をしゅんとさせる。ごめん。でも駅で別れる頃には私がさみしくなってしまってしゅんとする。あと2週間も会えない。付き合ってからそんなの初めてだよ…とか考えてたけど、友人と後楽園で梅を観て怒涛のおしゃべりをしたら立ち直る。あっさり。帰ってから恋人から電話がきて、「これからお互いに頑張ろうね」と話しました。うん、頑張ろう。

というわけで今週末の予定はガラ空きなのです。ひさびさにおうちライフを満喫しようと目論んでいるのですが。ひきこもる、とも言う。

戯言の連なり。

2005年3月18日
今週も終わった。痛快ウキウキ気分のはずが、ある知らせですぐに落ちてみたり。でも私は私。家で日本酒を一気。酔ってます、って言えるうちはまだ冷静か。

■嬉しいことを素直に喜べない自分。心から「おめでとう」を言えない自分。汚いけど、嫌いだけど、受け入れなきゃいけない。

■誰にも言ってなかったトップ・シークレット(ってほどでもない?)。私、年末に前の恋人に電話しました。そしたら大晦日に電話があった。でも、出なかった。これで終わり。ことの顛末は「無」。ナゼか会社のヒトに言っちゃった。

■明日髪を切りに行きます。生まれ変わりたい。

■どうしても自分に自信が持てない。自分を誇れない。いくら私に好意を抱いてくれても、愛を囁かれても。だから焦る。これから信じなきゃいけないのは自分だけなのに。恋人でもなく、私。わかってるのにどうしてもだめ。

■こんなときはいくら恋人に甘やかしてもらっても無駄。でも心の中の私は彼に救いを求めてる。いい加減懲りたほうがいい。
今週は、なんだか自分のなかがごちゃごちゃしていた。

恋人に不調を訴えて、心配してもらって、でも原因はわかってるのに言えなくて、それがまた積もって。優しいから痛い。そんな都合のいいこと、許されるなんて思ってない。

自分のいちばん大切な人が、自分のいちばん欲しい言葉をくれるわけじゃない。それに気付いたときに限って、ほかの誰かの行動や言動が懐に飛び込んできて、私をまた狂わせる。おかしい。こんなのダメだってば。

そんなことを考えて悶々としてたんだけど、きのうときょうと立て続けに友人と会っておしゃべりをして、なんだかすっとした。

特にきょう会ったのは学生時代にバイトしてたときの友人で、いろいろなことを話した。人生のこととか。重いけど、ぶわっとその友人の前で吐き出したことで、私が今まで自分の中でとっちらかってたことをそのままにして進んできてたのがわかった。だから「なんとなく」不満で、「なぜだかわからないけど」焦ってたんだ。気付かせてくれて、話きいてくれてありがとう。

心にずっと流れるのは、やっぱりハナレグミの歌。
あした天気になれ、って何度でもうたいたい。

無題

2005年3月15日 恋愛
元気が出ない理由、自分ではちゃんとわかってる。でも言えない。あまりに自分勝手すぎる。けど、どうしようもない。自分の中のおかしな欲望が肥大していく。

私がどうこういったって、なんにも変わらない。
きっとあの人は何も気にしない。いつものように笑うだけだ。それがわかってるからまた、痛みがとまらない。

どうしたらいいの。

週末日記・2。

2005年3月14日 恋愛
やはり週末は早いね。

■土曜:大学に寄って恋人の所用を済ませる。足を踏み入れても久し振りな感じがしないなーと思っていたら、去年の11月に同じように恋人について行ったばっかりだった。でも恋人が卒業したらもう行かないんだろうな。なんかさみしいもんだのう。その後山手線に乗り、東京駅に向かう。皇居周辺を散策、のつもりが、天気が思わしくなくて通過するのみ。すっごく広かったからもっと歩きたかったな。桜も観たかった。歩いて日比谷から銀座に異動、いろいろのぞいて早めに帰る。

■日曜:良い天気!だったが、とことんインドアに過ごす。恋人が持参した某邦画を鑑賞するが、とんでもなくつまらんかった。「雰囲気だけじゃん。雰囲気映画だ」とふたりで悪態をつく。そのあと近所のラーメン屋さんに行く。恋人が頼んだ定食のごはんを大盛りにしたら、マンガかというくらいのテンコ盛りごはんが。「チミはジャイアンか」と突っ込みを入れられずにはいられないくらい。しかし恋人、完食。そのあとちょっといちゃこらしてたら寝てしまった。ああー。起きてふたたびいちゃこら。ふとんの中でいろいろ話してたら2時過ぎになってた。ねむー。

ホワイトデーの贈り物もらいました。ストラップは案の定私が見たやつで可愛かった。ちょっと長かったけど…。恋人にも買ってあげたいです。ありがとね。

こんなにも幸せに過ごしたのに、今日にはもう暗雲が立ち込める。恋人のせいじゃない。私の中でむくむくと、何かが湧きあがる。楽しかったし、嬉しかったのはきのう。なんでだろう、思い出すだけじゃダメみたいだ。

うれしい日。

2005年3月11日 恋愛
今週も終わった!もー踊りだしたいッ!
今週はミスったりとかしたから、ほんとに週末が嬉しいなぁ。

早々と家に帰り、晩酌しながらボケーとしてたら、恋人から電話。あしたのことをちょこちょこと。急遽大学まで行かなければならなくなったので、私もついていくことにした。久し振りの母校ですよ。つっても卒業して1年しか経ってないけど。

あと、ホワイトデーのプレゼントを買ったよ、と。すっかり忘れていたのでびっくりした。何を買ったかすごーくすごーく知りたかったけど、明日のサプライズにしとく!って言ったのに、恋人、バラした。んもー!
モノはポール・スミスの携帯ストラップだって。私がバレンタインのときにいいかも、って思ったけどやめたやつ(の色違いかな)。まあそれは恋人に言っていたんだけどね。それを覚えていて、買ってくれたらしい。しかもちゃんとレディースのほうで。すごくすごくすごく嬉しい。

で、私が企んだのは、恋人の就職祝いとしてメンズで色違いのを買おう、ということ。前からおそろいのものが欲しかったのだ。でもペアリングとかいかにもじゃないやつ。ストラップなら恋人の仕事にも支障ないし。えへへ、楽しみー。

ああ、なんてうれしい日。
早くあしたにならないかな。あしたは恋人に会えるから、もっとうれしい日だよ。

木曜の憂鬱。

2005年3月10日 恋愛
やってしまった、仕事で大ミス。
今の仕事はミスが翌日にならないとわからないので(なんて厄介なんだ)、つまりは昨日のミス。
朝に帳票を出して自分で見つけて、血の気が引いた。
すぐに先輩に報告したけど、いつも優しい先輩もさすがに怒り気味。当たり前。凡ミス、でも仕事に穴の開くミス。後処理するのも上司に報告するのも先輩だし。ああもう。帰り際に笑顔で「きょうは大丈夫だよね?これからは慎重にね」と言われ、胸が痛かった。

きょうは朝からやることなすことが全てダメな感じで落ち込む。
帰りの電車できょうの出来事を恋人にメールで伝える。

「落ち込む気持ちもわかるけど、失敗を繰り返さないことが大事だよ」と返信。よく話を聞く仲良し友達といるようだったが、凹んでいるであろう私を気遣ってメールをわざわざくれたのだろう。ありがとうね。ほんと、こういうところがうれしいヒトだよなー。

まあ今は帰りに同僚とデパートを徘徊して買ったトレンチコートを見てうきうきしてるんですけどね。うふん。今度のおデートのときに着ようかな。

おデートと言えば雨の予報だった土曜日、晴れになってた!うれしい。
私の怨念が通じたかしら。ありがとう天気の神様←そんなのいるのか。

あと一日、頑張ろう。

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