3月まで。
・毎日何往復かするメール
・1日おきに2時間以上の電話
・毎週末にデート&お泊まり
4月から。
・寝る前に私が一日のできごと報告&明日も頑張ろう、とメール。翌朝恋人からの返信に気付く
・恋人の休日に電話(週二回、1時間未満)
・昼間デート一切なし、会えるのは週一で夜の数時間&お泊まり一ヶ月に一回
おお。こうして書き並べてみると、結構な差がありますな。
付き合って半年のカップルにはわりときつい試練だと思いませんか、先生。って誰が先生なのかわからんけど。
この環境にも、だいぶ慣れてきたかもしれない。
ちょっと前みたいに絶望的な気持ちになることはなくなった。無理してメールしたりすることも、一切ない。
気持ちの整理がついてきたのかもしれないな。
「こんな環境だけど、でも私はやっぱりさーくんが良いのだからこれで良いのだよ」というような。
あとは、恋人が私に感謝の気持ちを表してくれることも大きい。
毎日毎日くたくたになってメールだの電話だのいってられない恋人をすこしでも癒してあげられたらと、ここ最近いつも恋人の仕事が終わる時間あたりに「お疲れっすー」とメールを入れているのだけど、それに対して昨夜「毎日メールありがとう。励みになります」と言ってくれた。それがうれしい。返信めんどいな、とか思われてなければですが…だったら返信しないか、そうか。ひとり納得。
いろんなことを前向きに。今できることを一生懸命やろう。
早く会いたいです。
・毎日何往復かするメール
・1日おきに2時間以上の電話
・毎週末にデート&お泊まり
4月から。
・寝る前に私が一日のできごと報告&明日も頑張ろう、とメール。翌朝恋人からの返信に気付く
・恋人の休日に電話(週二回、1時間未満)
・昼間デート一切なし、会えるのは週一で夜の数時間&お泊まり一ヶ月に一回
おお。こうして書き並べてみると、結構な差がありますな。
付き合って半年のカップルにはわりときつい試練だと思いませんか、先生。って誰が先生なのかわからんけど。
この環境にも、だいぶ慣れてきたかもしれない。
ちょっと前みたいに絶望的な気持ちになることはなくなった。無理してメールしたりすることも、一切ない。
気持ちの整理がついてきたのかもしれないな。
「こんな環境だけど、でも私はやっぱりさーくんが良いのだからこれで良いのだよ」というような。
あとは、恋人が私に感謝の気持ちを表してくれることも大きい。
毎日毎日くたくたになってメールだの電話だのいってられない恋人をすこしでも癒してあげられたらと、ここ最近いつも恋人の仕事が終わる時間あたりに「お疲れっすー」とメールを入れているのだけど、それに対して昨夜「毎日メールありがとう。励みになります」と言ってくれた。それがうれしい。返信めんどいな、とか思われてなければですが…だったら返信しないか、そうか。ひとり納得。
いろんなことを前向きに。今できることを一生懸命やろう。
早く会いたいです。
金曜から土曜にかけて遊び倒し、日曜は寝倒すという、完璧な休日を過ごしました。
会社のヒトと女子飲み会をしてハジけ、ある友人とこの年齢になって絶交をし(マジで)、大学の友人と代官山で買い物をし、中目黒で七輪で焼肉を食べ、西郷山公園を散歩し、疲れ果てて死ぬほど寝る。ハァぜいたく。
まあ途中で後味の悪いことも起こりましたが、押し並べて楽しい週末でありました。
***
恋人とは、相変わらずです。
どんなに疲れてても忙しくても、かならずメールのひとつはくれるので有り難いなあ、と思うのですが。
さっき電話が来たのですが、ほぼ恋人の仕事の話だけしかしてません。
殆ど愚痴のようなものです。
私は年上だし、社会人としても一年先輩なわけだから、話を聞くのは嫌じゃない。でもそれだけなのは絶対に嫌。
今はまだしかたないと思います。恋人も仕事に慣れ始めていろいろ見えてきたこともあるし、周りの人間関係にも悩まされ始める頃だし。
でもずっとそんなに愚痴ばかり話されても困ります。萎えます。
「たまには楽しい話もしようよ」って言ったら、「したいけど楽しいことなんかないんだよ」と一蹴されました。じゃあ私はどうしたら良いんですか。ただ聞いてあげれば良いんですか。そこまで私は器は大きくない。
私だって話したいことがあるのに、そんなに仕事の話ばかりされたら、雑談をするのも憚られる雰囲気になる。で、黙り込むと「なんで喋らないの」と怖い声で訊ねられる。
そんなの嫌です。もう。
とりあえず今週の木曜日は、恋人が次の日と連休なので、ひさしぶりにうちにお泊まりできる予定です。
すごくすごくすごく楽しみにして、計画も立てて、だったのに、さっきの電話で一気にテンション下がりました。会っても仕事の話しかしないんだろうな、とか、仕事のことばっかり考えてるんだろうな、とか思ったら、楽しみじゃなくなってくる。
私がもっと大人になって、彼のすべてを受容してあげることが最善なのでしょう。でもそう簡単にはいかない。まだそれはできない。
***
さみしくて、会いたくて、恋人のことばかり考えてしまう日曜日に、こんな日記を書くのは嫌だ。
会社のヒトと女子飲み会をしてハジけ、ある友人とこの年齢になって絶交をし(マジで)、大学の友人と代官山で買い物をし、中目黒で七輪で焼肉を食べ、西郷山公園を散歩し、疲れ果てて死ぬほど寝る。ハァぜいたく。
まあ途中で後味の悪いことも起こりましたが、押し並べて楽しい週末でありました。
***
恋人とは、相変わらずです。
どんなに疲れてても忙しくても、かならずメールのひとつはくれるので有り難いなあ、と思うのですが。
さっき電話が来たのですが、ほぼ恋人の仕事の話だけしかしてません。
殆ど愚痴のようなものです。
私は年上だし、社会人としても一年先輩なわけだから、話を聞くのは嫌じゃない。でもそれだけなのは絶対に嫌。
今はまだしかたないと思います。恋人も仕事に慣れ始めていろいろ見えてきたこともあるし、周りの人間関係にも悩まされ始める頃だし。
でもずっとそんなに愚痴ばかり話されても困ります。萎えます。
「たまには楽しい話もしようよ」って言ったら、「したいけど楽しいことなんかないんだよ」と一蹴されました。じゃあ私はどうしたら良いんですか。ただ聞いてあげれば良いんですか。そこまで私は器は大きくない。
私だって話したいことがあるのに、そんなに仕事の話ばかりされたら、雑談をするのも憚られる雰囲気になる。で、黙り込むと「なんで喋らないの」と怖い声で訊ねられる。
そんなの嫌です。もう。
とりあえず今週の木曜日は、恋人が次の日と連休なので、ひさしぶりにうちにお泊まりできる予定です。
すごくすごくすごく楽しみにして、計画も立てて、だったのに、さっきの電話で一気にテンション下がりました。会っても仕事の話しかしないんだろうな、とか、仕事のことばっかり考えてるんだろうな、とか思ったら、楽しみじゃなくなってくる。
私がもっと大人になって、彼のすべてを受容してあげることが最善なのでしょう。でもそう簡単にはいかない。まだそれはできない。
***
さみしくて、会いたくて、恋人のことばかり考えてしまう日曜日に、こんな日記を書くのは嫌だ。
なんだかんだ言っても。
2005年4月13日 恋愛昨日の日記、ものすごい勢いでまとまりがないな。The駄文。どうしてもきのうのうちに書き留めておかなきゃと思った故。
***
そんなこんなで、昨日は恋人に会いにいったわけですが。
突然思い立って、仕事を無理矢理定時に切り上げてまでそれをしたのは、恋人への気持ちを確かめたかったっていうのもあるけど、「会おうと思えば会えるのだ」っていうことを体現したかったっていうのもある。
もともと恋人の実家と私の家は同じ沿線で、電車で30分未満の距離。
休みが合わなくても、次の日が仕事で今までみたいに泊まったりはできないけど、ちょっと動けば会えるんだよなっていうのを確かめたかったのだ。
この数日間私がずっとネガティブになっていたのは、「会えない」っていうこと。その事実が重くのしかかって、窒息しそうなくらいだった。
それなのに自分では動かなくて、恋人にぐちぐちと不満を述べるだけで。あぁうざい。そんな自分が嫌になって、自分の足で会いに行った。
以前私は遠距離恋愛をしていて、距離は500キロにも及び、けんかをしても愛を確かめ合いたくても「じゃあ会いに行くよ」ということができなかった。お金も時間もかかった。それがすごく悲しくてもどかしかった。
でも今はできるのだ。時間は短いけど、ちょっとでも顔を見て話せるほうが断然良い。
それで会いにいって、「なんだ、できるじゃん!」と、自信がついた。
そりゃまぁ次の日どっちかが仕事だったりしてしんどいときもあるけど、なによりも「会おう」という意志が大切なのではないか、と。
ほんとにね、昨日会えたことで、今までうじうじしていた自分が信じられないくらいにパカーン!と道が開けたようなかんじなんだよ。すごいなぁ、会えるっていうのは。
これからまた挫けそうになるときもあるだろうけど、とりあえずは頑張ります。
つまりは単純に君のこと好きなのさ、っていう真実。
「セロリ」な気分で。
***
ああ。連日泣いたり考えごとして夜更かししてたもんだから眠い。うう。
おやすみなさい。
***
そんなこんなで、昨日は恋人に会いにいったわけですが。
突然思い立って、仕事を無理矢理定時に切り上げてまでそれをしたのは、恋人への気持ちを確かめたかったっていうのもあるけど、「会おうと思えば会えるのだ」っていうことを体現したかったっていうのもある。
もともと恋人の実家と私の家は同じ沿線で、電車で30分未満の距離。
休みが合わなくても、次の日が仕事で今までみたいに泊まったりはできないけど、ちょっと動けば会えるんだよなっていうのを確かめたかったのだ。
この数日間私がずっとネガティブになっていたのは、「会えない」っていうこと。その事実が重くのしかかって、窒息しそうなくらいだった。
それなのに自分では動かなくて、恋人にぐちぐちと不満を述べるだけで。あぁうざい。そんな自分が嫌になって、自分の足で会いに行った。
以前私は遠距離恋愛をしていて、距離は500キロにも及び、けんかをしても愛を確かめ合いたくても「じゃあ会いに行くよ」ということができなかった。お金も時間もかかった。それがすごく悲しくてもどかしかった。
でも今はできるのだ。時間は短いけど、ちょっとでも顔を見て話せるほうが断然良い。
それで会いにいって、「なんだ、できるじゃん!」と、自信がついた。
そりゃまぁ次の日どっちかが仕事だったりしてしんどいときもあるけど、なによりも「会おう」という意志が大切なのではないか、と。
ほんとにね、昨日会えたことで、今までうじうじしていた自分が信じられないくらいにパカーン!と道が開けたようなかんじなんだよ。すごいなぁ、会えるっていうのは。
これからまた挫けそうになるときもあるだろうけど、とりあえずは頑張ります。
つまりは単純に君のこと好きなのさ、っていう真実。
「セロリ」な気分で。
***
ああ。連日泣いたり考えごとして夜更かししてたもんだから眠い。うう。
おやすみなさい。
絶望の夜、決意の夜。
2005年4月12日 恋愛昨晩、本を読みつつ早めに床についたら、恋人から電話がきた。
さっきは「明日は休みだよ」とメールが来ていた。返していない。
つかれはてた私は、電話に出ることができずに、ずっと着信音を聴いていた。ビートルズの「In My life」。いい曲だなぁなんて思いながら。
それが愚かなその場しのぎの逃げでしかないと頭ではわかっていたけど、どうしても手を伸ばすことができなかった。涙がでた。
そのあとにまた電話が鳴り、3回目の恋人からの着信音が鳴り終わったあと、意を決してベッドから出た。話そう、と思った。
恋人は「ごめん、寝てた?」といつもと同じ声で言った。胸が苦しくなった。
はじめは恋人の仕事の話を聞いていた。いつもどおり私は憮然とした態度でしか聞いてあげられなかった。恋人は「眠いの?」と案じてくれる。そうじゃない。
「今はさーくんのこと考えても楽しい気持ちになれない。悲しいとかさみしいとか、そういうことしか浮かんでこない。もう疲れた。もう無理です」
私が一気にまくしたてたら、恋人は無言になった。沈黙を怖いとは思わなかった。私が酷いことを言っているってわかっていたから。
恋人は、「無理だって思ったら全部無理になっちゃうんだよ?」と諭した。
「これから俺たちにはいろんなことが待ってる。俺が学生のときみたいにはできないけど、そのぶん会えたら喜びも幸せも大きいはずだよ。この現状はどうしたって変えられないんだから、そこでどう過ごすかを考えようよ」と。
最もだ。まっとうで、正論だ。
でも私は今さみしい。今会えないのが悲しい。先のことなんてわからないけど、今この瞬間に辛い思いをするのは、もう疲れたのだ。泣きながらさーくんに電話したりするのももう嫌だ。
恋人は半ば呆れたようすで「じゃあどうしたらいいんだよ?」と訊ねた。私はなにも言えなかった。
とりあえず今日は寝る、と電話を切った。
そのあと、声を出して、ふとんを引っ掴んで、身をよじらせて、泣いた。あんなに激しく泣いたのは久し振りだった。
暗闇の中で泣いて泣いて泣いて、どんどん涙を流したら、なんだか笑えてきた。アタマがおかしくなったのかと自分でも思ったけど、なんだかよくわからないが笑ってた。頬にはまだ涙のあとがあった。
翌朝目覚めたらまた雨で、それでも日々はしっかりと回っていて、動かなきゃいけなかった。アタマは妙に冷静で、腫れた目だけが昨晩を思い出させた。
いつものように仕事をして、ひとりでお昼を食べているときに、恋人に「顔を見て話したいから、今日会えませんか」と電話をした。恋人は狼狽していた。
仕事が終わって、恋人の家の駅まで駆けつけた。
私は自分の気持ちを伝えたらすぐに帰るつもりだったんだけど、ごはんを食べようという恋人に引きずられてファミレスに行った。
そこでもやっぱり恋人は仕事の話ばかりで、ほんとに仕事のことしか考えられないんだなぁと思った。
私は唐突に「もうダメなんじゃないかって思ったの」と言った。恋人は固まっていた。
私も頑張らなきゃって思ってても、さみしくて辛くて、それが限界まできていた。でも考えたら私は「彼氏に会えないからさみしい」んじゃなくて、「さーくんに会えないからさみしい」んだって気付いた。かわりのひとなんかいない。それを確認しに来たの。それでやっぱりさーくんじゃなきゃいやだって、今日思った。
そう伝えると、恋人はうん、と頷いた。
私は、恋人の顔を見て自分の気持ちをちゃんと伝えられたことで、やっと、心から笑えた。
ファミレスを出て、手をつないだ。駅までの道はほんのすこしだったけど、ぎゅうぎゅうと手を握りあった。改札のところで一瞬のチューをした。ほんとに、ふれあうだけの。でも感触はたしかにそこにあった。
またね、と言って手を振った。
雨の上がった帰り道、もううじうじしねーぞ、と決意を固めながら、大股でガンガン歩いた。身体はつかれていたけど、妙に気持ちよかった。
さっきは「明日は休みだよ」とメールが来ていた。返していない。
つかれはてた私は、電話に出ることができずに、ずっと着信音を聴いていた。ビートルズの「In My life」。いい曲だなぁなんて思いながら。
それが愚かなその場しのぎの逃げでしかないと頭ではわかっていたけど、どうしても手を伸ばすことができなかった。涙がでた。
そのあとにまた電話が鳴り、3回目の恋人からの着信音が鳴り終わったあと、意を決してベッドから出た。話そう、と思った。
恋人は「ごめん、寝てた?」といつもと同じ声で言った。胸が苦しくなった。
はじめは恋人の仕事の話を聞いていた。いつもどおり私は憮然とした態度でしか聞いてあげられなかった。恋人は「眠いの?」と案じてくれる。そうじゃない。
「今はさーくんのこと考えても楽しい気持ちになれない。悲しいとかさみしいとか、そういうことしか浮かんでこない。もう疲れた。もう無理です」
私が一気にまくしたてたら、恋人は無言になった。沈黙を怖いとは思わなかった。私が酷いことを言っているってわかっていたから。
恋人は、「無理だって思ったら全部無理になっちゃうんだよ?」と諭した。
「これから俺たちにはいろんなことが待ってる。俺が学生のときみたいにはできないけど、そのぶん会えたら喜びも幸せも大きいはずだよ。この現状はどうしたって変えられないんだから、そこでどう過ごすかを考えようよ」と。
最もだ。まっとうで、正論だ。
でも私は今さみしい。今会えないのが悲しい。先のことなんてわからないけど、今この瞬間に辛い思いをするのは、もう疲れたのだ。泣きながらさーくんに電話したりするのももう嫌だ。
恋人は半ば呆れたようすで「じゃあどうしたらいいんだよ?」と訊ねた。私はなにも言えなかった。
とりあえず今日は寝る、と電話を切った。
そのあと、声を出して、ふとんを引っ掴んで、身をよじらせて、泣いた。あんなに激しく泣いたのは久し振りだった。
暗闇の中で泣いて泣いて泣いて、どんどん涙を流したら、なんだか笑えてきた。アタマがおかしくなったのかと自分でも思ったけど、なんだかよくわからないが笑ってた。頬にはまだ涙のあとがあった。
翌朝目覚めたらまた雨で、それでも日々はしっかりと回っていて、動かなきゃいけなかった。アタマは妙に冷静で、腫れた目だけが昨晩を思い出させた。
いつものように仕事をして、ひとりでお昼を食べているときに、恋人に「顔を見て話したいから、今日会えませんか」と電話をした。恋人は狼狽していた。
仕事が終わって、恋人の家の駅まで駆けつけた。
私は自分の気持ちを伝えたらすぐに帰るつもりだったんだけど、ごはんを食べようという恋人に引きずられてファミレスに行った。
そこでもやっぱり恋人は仕事の話ばかりで、ほんとに仕事のことしか考えられないんだなぁと思った。
私は唐突に「もうダメなんじゃないかって思ったの」と言った。恋人は固まっていた。
私も頑張らなきゃって思ってても、さみしくて辛くて、それが限界まできていた。でも考えたら私は「彼氏に会えないからさみしい」んじゃなくて、「さーくんに会えないからさみしい」んだって気付いた。かわりのひとなんかいない。それを確認しに来たの。それでやっぱりさーくんじゃなきゃいやだって、今日思った。
そう伝えると、恋人はうん、と頷いた。
私は、恋人の顔を見て自分の気持ちをちゃんと伝えられたことで、やっと、心から笑えた。
ファミレスを出て、手をつないだ。駅までの道はほんのすこしだったけど、ぎゅうぎゅうと手を握りあった。改札のところで一瞬のチューをした。ほんとに、ふれあうだけの。でも感触はたしかにそこにあった。
またね、と言って手を振った。
雨の上がった帰り道、もううじうじしねーぞ、と決意を固めながら、大股でガンガン歩いた。身体はつかれていたけど、妙に気持ちよかった。
Rainy days and Monday is so let get me downとカレン・カーペンターさんは仰っていますが、雨の日と月曜日が一気にやってきたらそりゃもう落ちます。歌詞うろ覚えだけど。
きのうの楽しかった気持ちも束の間、恋人のことを考えると一気に気持ちは下降。加えて食べすぎによりお腹ぐるぐる急降下(コレは自業自得だが)。
好きな人のことを考えて悲しい気持ちになったり、楽しかったこともうまく思い出せなくなったりするのは、もうごめんだ。
こんなふうに、静かに、息を殺すようにしか恋が出来ないのなら、私はそんなもの捨ててしまいたい。
逃げたくないけど、休みたい。
応えられないなら、吐き出さない。
なにかが壊れてしまったのかもね。もう、疲れるのは嫌だ。
そんな感じで、今週も頑張ろうかね。
きのうの楽しかった気持ちも束の間、恋人のことを考えると一気に気持ちは下降。加えて食べすぎによりお腹ぐるぐる急降下(コレは自業自得だが)。
好きな人のことを考えて悲しい気持ちになったり、楽しかったこともうまく思い出せなくなったりするのは、もうごめんだ。
こんなふうに、静かに、息を殺すようにしか恋が出来ないのなら、私はそんなもの捨ててしまいたい。
逃げたくないけど、休みたい。
応えられないなら、吐き出さない。
なにかが壊れてしまったのかもね。もう、疲れるのは嫌だ。
そんな感じで、今週も頑張ろうかね。
せっかくの休日、お花見日和の気候なのに、二日酔い。昨夜は飲みに行ってたのでした。頭が痛い…ううう。
会社の同僚と行ったのだけど、せまくてボロい居酒屋で、かなり話し込みました。7つ年上のおねーさんなんだけど、フリッパーズ・ギター好きと聞いて盛り上がる盛り上がる。私はフリッパーズはリアルタイムではないので、どちらかというと小沢世代なんだけど。当時の話も聞けて面白かった。
恋愛相談するつもりがいつのまにか音楽の話になり、人生の話になり。「アンタまだ若いのに常識的すぎ、老成しすぎ」とあたたかいお言葉をいただきましたよ。そんなことないのになー。
とても楽しく酔っ払いました。久し振りにいい酒だったなぁ。
***
恋人のこと。
気持ちの浮き沈みがとても激しいです。
メールで「一緒に頑張ろうね」って言い合って気合いを入れたつもりだったのに、そのあと電話してまた落ちてみたり。
21日まで会えないっていうのはさすがに辛いよと思って、「さみしいなぁッ!」と頑張って言ってみたのですが、「うーん…でもまぁ2週間なんてすぐだろ」と恋人。そんなこと言われたら「そうだね」としか言いようがありません。
「気を遣わないで、言いたいことがあったらどんどん言って欲しい」と恋人は言う。でも言わせてくれないのはきみのほうだ。私がなにかを言ったからとて、きみはそれを叶える力はある?この日常、悲しい気持ちを打破してくれる余裕はある?そう考えると足踏みせざるを得ない。悪循環。
言葉だけじゃやっぱり駄目。会って目を見て、触れ合わないと、私はもたない。
まぁ、いけるとこまでいってみますけどね。
***
近所のドトールに勉強しに行こうかな…でもまだ頭痛いし、昨夜は風呂にも入ってないのよね(クサッ)。ああでも滞ってるよー、べんきょー。
あしたは横浜にて山崎まさよしのライブです。うへへ。
ライブ前には中華街でハッスルする予定。わーい。
会社の同僚と行ったのだけど、せまくてボロい居酒屋で、かなり話し込みました。7つ年上のおねーさんなんだけど、フリッパーズ・ギター好きと聞いて盛り上がる盛り上がる。私はフリッパーズはリアルタイムではないので、どちらかというと小沢世代なんだけど。当時の話も聞けて面白かった。
恋愛相談するつもりがいつのまにか音楽の話になり、人生の話になり。「アンタまだ若いのに常識的すぎ、老成しすぎ」とあたたかいお言葉をいただきましたよ。そんなことないのになー。
とても楽しく酔っ払いました。久し振りにいい酒だったなぁ。
***
恋人のこと。
気持ちの浮き沈みがとても激しいです。
メールで「一緒に頑張ろうね」って言い合って気合いを入れたつもりだったのに、そのあと電話してまた落ちてみたり。
21日まで会えないっていうのはさすがに辛いよと思って、「さみしいなぁッ!」と頑張って言ってみたのですが、「うーん…でもまぁ2週間なんてすぐだろ」と恋人。そんなこと言われたら「そうだね」としか言いようがありません。
「気を遣わないで、言いたいことがあったらどんどん言って欲しい」と恋人は言う。でも言わせてくれないのはきみのほうだ。私がなにかを言ったからとて、きみはそれを叶える力はある?この日常、悲しい気持ちを打破してくれる余裕はある?そう考えると足踏みせざるを得ない。悪循環。
言葉だけじゃやっぱり駄目。会って目を見て、触れ合わないと、私はもたない。
まぁ、いけるとこまでいってみますけどね。
***
近所のドトールに勉強しに行こうかな…でもまだ頭痛いし、昨夜は風呂にも入ってないのよね(クサッ)。ああでも滞ってるよー、べんきょー。
あしたは横浜にて山崎まさよしのライブです。うへへ。
ライブ前には中華街でハッスルする予定。わーい。
深夜の談合と、恋人の気持ち。
2005年4月7日 恋愛今日は結局会えませんでした。ハヤシライスもひとりで食べきりました。まあ私が「会いたいんだよぉぉう」と言えば恋人は出て来てくれたのかもしれないけど、でも、ねぇ。今はゆっくり休んで、アタマの中を整理しなきゃね。私も、恋人も。
***
さて、昨夜。
恋人と深夜に話し合いました。
恋人はやっぱり今は仕事で手一杯。
私のことを考えようとする姿勢はしめしてくれた。頑張るって言ってくれた。
でも、やっぱり慣れるまでは、辛抱しなきゃいけないんだなっていう感じです。
話してて、ふたりで意見を言い合っても突破口がみつからなくて、「どうしたらいいんだろうね?」と途方に暮れたりした。悲しくて、話しながら涙が止まらなかった。
今度会えるのはいつかなぁ、と勇気を出してたずねたら、「21日…かなぁ」と恋人。マジですか。しかも21日も「かなぁ」ですか。さすがにきつい。
電話を切ってから、声を出して泣いた。
恋人が私のことを考えてくれてるのはわかるのに、会えないっていう事実がアタマを駆け巡って、どうにもならない。
朝起きたら、恋人からメール。
「会えなくてつらいのは俺も同じだよ。これからも一緒にいたいから、ふたりで頑張ろうな。」
私はずっと、こんな言葉を待っていたのだと思うくらい、素直に嬉しかった。
私も同じ気持ち。これからもずっと一緒にいたいから、今はつらくてもふたりで乗り越えたい。
そんなようなことを返信したら。
「俺はイズミに支えられて幸せだなー」と恋人。
いつもこんなふうに、辛い夜を乗り越えられたらいい。
立ち止まって、振り返って、前を向くことを気付かせてくれるひとは、恋人であって欲しい。
頑張ろう。
***
さて、昨夜。
恋人と深夜に話し合いました。
恋人はやっぱり今は仕事で手一杯。
私のことを考えようとする姿勢はしめしてくれた。頑張るって言ってくれた。
でも、やっぱり慣れるまでは、辛抱しなきゃいけないんだなっていう感じです。
話してて、ふたりで意見を言い合っても突破口がみつからなくて、「どうしたらいいんだろうね?」と途方に暮れたりした。悲しくて、話しながら涙が止まらなかった。
今度会えるのはいつかなぁ、と勇気を出してたずねたら、「21日…かなぁ」と恋人。マジですか。しかも21日も「かなぁ」ですか。さすがにきつい。
電話を切ってから、声を出して泣いた。
恋人が私のことを考えてくれてるのはわかるのに、会えないっていう事実がアタマを駆け巡って、どうにもならない。
朝起きたら、恋人からメール。
「会えなくてつらいのは俺も同じだよ。これからも一緒にいたいから、ふたりで頑張ろうな。」
私はずっと、こんな言葉を待っていたのだと思うくらい、素直に嬉しかった。
私も同じ気持ち。これからもずっと一緒にいたいから、今はつらくてもふたりで乗り越えたい。
そんなようなことを返信したら。
「俺はイズミに支えられて幸せだなー」と恋人。
いつもこんなふうに、辛い夜を乗り越えられたらいい。
立ち止まって、振り返って、前を向くことを気付かせてくれるひとは、恋人であって欲しい。
頑張ろう。
春は好きな季節ではないけど、春の夜は好き。
もやんとした、酩酊してるときのような空気。夜のあいだから香ってくる花のにおい。家に帰りたくないかんじ。
お花見したいなぁ。
***
ビール一缶飲んだら、ものすごく眠い。うう。疲れてるからかな。
さて、恋人は明日、初の休日なのですが。
今のところまだ連絡はない。
もう、こういう状態が嫌なんだってば。
会えるのかなと思ってダメになるのが一番嫌なの。
だから私から「無理しないでゆっくり休んで」って言ったの。
でも恋人はきのう、含みをもたせるような答えしかくれなかった。
「休んで」といったにも拘らず、期待してる私はと言えば。
ハヤシライスを大量につくってみたり。
今夜はボディケアを入念にやろうと思ったり。
掃除しなきゃと思ったり。
てんでマヌケですな。なにが「無理しないで」だよ。バーカバーカ(もう自棄)。
もやんとした、酩酊してるときのような空気。夜のあいだから香ってくる花のにおい。家に帰りたくないかんじ。
お花見したいなぁ。
***
ビール一缶飲んだら、ものすごく眠い。うう。疲れてるからかな。
さて、恋人は明日、初の休日なのですが。
今のところまだ連絡はない。
もう、こういう状態が嫌なんだってば。
会えるのかなと思ってダメになるのが一番嫌なの。
だから私から「無理しないでゆっくり休んで」って言ったの。
でも恋人はきのう、含みをもたせるような答えしかくれなかった。
「休んで」といったにも拘らず、期待してる私はと言えば。
ハヤシライスを大量につくってみたり。
今夜はボディケアを入念にやろうと思ったり。
掃除しなきゃと思ったり。
てんでマヌケですな。なにが「無理しないで」だよ。バーカバーカ(もう自棄)。
仕事が忙しくて、いちいち落ち込んでるヒマもなくなりました。
よかったといえばよかった。むなしいといえばむなしい。まぁいいか。
朝起きたら、出勤する恋人からメールが来ていた。木曜が休みだよ、と。まあ私が「休みがわかったら教えてねッ」としつこく催促したからなのだが。
でもさ、私だって仕事だし。
さーくんだって、疲れてて会う余裕なんかないでしょ。
だから「慣れるまで私のことは気にしなくていいよ。今はゆっくり休んでください」と返信。その返信はまだ来てない。
恋人の身体が心配なのはほんとう。
でもそれよりも、私が自信が無いのだ。
それに会ったらまたわがまま言ってさーくんを困らせてしまう。今はまだ、ものわかりのいいふりもできない。
…とか書いてたら恋人から電話がきました。
恋人は勤務地にいくまで駅と駅のあいだを10分くらい歩いて乗り継ぐのだが、その帰り道にかけてきてくれた。
話は恋人の仕事のことがほとんどで。私は「慣れるまで頑張れ」としか言えず。あーあもう、って思ってた。
「メール見た?」と訊ねたら、「見たよ。冷たいじゃないか」と。
…ナニが冷たいというのかね。私なりに考えて入れたつもりだったのに。でもそれに言及している時間はない。
恋人は朝5時半に起きて、寝るのは1時くらいだとのこと。「これからこんな生活だから、今までみたいにゆっくり電話できないんだ」と言われた。わかってるよ。わかってるけど。
悶々としていたら、「俺のことを忘れないでね」と急に恋人が言った。
「うん」と私は言った。
でもそこにまるで自信はない。それが私の声にはでていたと思う。
恋人はそれに気付いただろうか。
「明日行ったら休みだから、また連絡するよ」と言われ、切った。
今度いつ会えるの、なんて聞けない。
休みの日はゆっくり休んだほうがいい、って言ったのは私。自分でえらんだんだ。その答えを。
もう私は腹をくくったんだ。
すれちがうのなら好きなだけすれちがえばいい。できないことは無理してしない。自分を騙して、偽ってまで付き合ってても意味はない。
終わらせたいんじゃない。慣れたいのだ、この状態に。
だから私も早く慣れなきゃいけない。
ほんとうに頑張らなきゃいけないのは私のほうなのかもしれない。
よかったといえばよかった。むなしいといえばむなしい。まぁいいか。
朝起きたら、出勤する恋人からメールが来ていた。木曜が休みだよ、と。まあ私が「休みがわかったら教えてねッ」としつこく催促したからなのだが。
でもさ、私だって仕事だし。
さーくんだって、疲れてて会う余裕なんかないでしょ。
だから「慣れるまで私のことは気にしなくていいよ。今はゆっくり休んでください」と返信。その返信はまだ来てない。
恋人の身体が心配なのはほんとう。
でもそれよりも、私が自信が無いのだ。
それに会ったらまたわがまま言ってさーくんを困らせてしまう。今はまだ、ものわかりのいいふりもできない。
…とか書いてたら恋人から電話がきました。
恋人は勤務地にいくまで駅と駅のあいだを10分くらい歩いて乗り継ぐのだが、その帰り道にかけてきてくれた。
話は恋人の仕事のことがほとんどで。私は「慣れるまで頑張れ」としか言えず。あーあもう、って思ってた。
「メール見た?」と訊ねたら、「見たよ。冷たいじゃないか」と。
…ナニが冷たいというのかね。私なりに考えて入れたつもりだったのに。でもそれに言及している時間はない。
恋人は朝5時半に起きて、寝るのは1時くらいだとのこと。「これからこんな生活だから、今までみたいにゆっくり電話できないんだ」と言われた。わかってるよ。わかってるけど。
悶々としていたら、「俺のことを忘れないでね」と急に恋人が言った。
「うん」と私は言った。
でもそこにまるで自信はない。それが私の声にはでていたと思う。
恋人はそれに気付いただろうか。
「明日行ったら休みだから、また連絡するよ」と言われ、切った。
今度いつ会えるの、なんて聞けない。
休みの日はゆっくり休んだほうがいい、って言ったのは私。自分でえらんだんだ。その答えを。
もう私は腹をくくったんだ。
すれちがうのなら好きなだけすれちがえばいい。できないことは無理してしない。自分を騙して、偽ってまで付き合ってても意味はない。
終わらせたいんじゃない。慣れたいのだ、この状態に。
だから私も早く慣れなきゃいけない。
ほんとうに頑張らなきゃいけないのは私のほうなのかもしれない。
「せめて女の影くらいあれば
でなきゃどう戦うものやらわからない」
いくえみ綾「ブローチ」からの引用ですが。
まさにその通りです。胸が痛みます。
***
きのうは付き合って半年記念日だった。
恋人はきっと忘れてた。
メールをして、返事がきて、「明日から頑張ってね」と電話した。恋人は「うん」と言い、切った。そのあとで泣いた。
損なわれてしまったものは、やはり戻ってこないのだと思った。
私たちは今までと同じようにはいかなくなってしまった。
恋人への気持ちが変わったわけじゃない。恋人もきっとそう。
でももうこれまでのような日々は送れない。
それがひどく悲しい。
恋人と話したいのに、うまくそれができない。
恋人の負担になりたくないのと、自分のほんとの気持ちとの間で窒息しそうだ。
メールだって頑張らないと打てない。ほんとはさみしくて悲しいのに、それを隠して「お疲れ様」とか言ってる。気持ちを偽ってる。自分を騙してる。無理してる。苦しい。
こんなんじゃいつか爆発する。
でもどうしたらいいのかわからない。
「恋人が就職したから」ってだけで別れるなんてバカバカしい。
頭ではわかるのにもうどうしようもない。マイナスな気持ちは発生したらとまらない。ウジ虫のように体中を駆け巡ってる。
見えない敵が、虎視眈々と私を狙ってる。
でなきゃどう戦うものやらわからない」
いくえみ綾「ブローチ」からの引用ですが。
まさにその通りです。胸が痛みます。
***
きのうは付き合って半年記念日だった。
恋人はきっと忘れてた。
メールをして、返事がきて、「明日から頑張ってね」と電話した。恋人は「うん」と言い、切った。そのあとで泣いた。
損なわれてしまったものは、やはり戻ってこないのだと思った。
私たちは今までと同じようにはいかなくなってしまった。
恋人への気持ちが変わったわけじゃない。恋人もきっとそう。
でももうこれまでのような日々は送れない。
それがひどく悲しい。
恋人と話したいのに、うまくそれができない。
恋人の負担になりたくないのと、自分のほんとの気持ちとの間で窒息しそうだ。
メールだって頑張らないと打てない。ほんとはさみしくて悲しいのに、それを隠して「お疲れ様」とか言ってる。気持ちを偽ってる。自分を騙してる。無理してる。苦しい。
こんなんじゃいつか爆発する。
でもどうしたらいいのかわからない。
「恋人が就職したから」ってだけで別れるなんてバカバカしい。
頭ではわかるのにもうどうしようもない。マイナスな気持ちは発生したらとまらない。ウジ虫のように体中を駆け巡ってる。
見えない敵が、虎視眈々と私を狙ってる。
恋人に会ってきました。その経緯のできごとメモです。
***
はっきりとした時間はわからないとのことだったので、本を読みながらだらだらしてたらいつの間にか寝ていた。恋人からもらった指輪をなくす夢をみた。起きてからも意識は混濁していて、体が重たかった。今日は会えないんじゃないかと思えてきた。気分がどんよりとしている。
ぼんやりしてたら恋人から電話がきて、今から店舗にいくからもう少しかかる、とのこと。
ああ、会えるのか。ほっとしたようなそうでないような、不思議な気持ちだった。
19時半ころ、私の家の駅で待ち合わせ。早く着いたので、ロータリーのところで座って待っていた。いやに緊張して、心臓がどきどきしていた。電車が停まって、恋人が改札から出てきた。スーツを着て、髪を短くして、べつの人みたいだった。顔には心なしか精悍さがそなわっていた。
久し振りに手をつないで歩いた。恋人の手は暖かかった。横顔がいつもと違う気がして、少し淋しくなった。
駅前のファミレスに行ってごはんを食べ、いろいろと話す。研修中のこと、私の仕事のこと。やっぱり恋人は成長していて、頼もしくなっていた。
私はなんだかせつない気持ちのままで、ふにゃふにゃと笑うことしかできなかった。たまに涙がこみあげてきて、顔を伏せた。
あっというまに時間が過ぎて、そろそろかな、と思っていたら、恋人が突然「イズミの家に行こう」と言った。
私はびっくりして「なんで?」と聞いた。
「久し振りに行きたいんだ。泊まらないで帰るの見るの嫌?」と恋人。
私は黙って頷いた。でも恋人は「行こう」と言って店を出た。
私の家までの道を、何度こうして手をつないで歩いたかわからない。
でも今は今までと違うんだ、もう何かが始まっているんだ。そんなことを考えながら歩いた。
ときおり恋人はつないだ手の力をぐっと込めた。私もぎゅっと握った。
家に着いて、抱き合うまでに時間はかからなかった。ほとんど無言で抱き合った。自分がどれだけ恋人の体温を求めていたかわかった。無我夢中で恋人にしがみついていた。恋人も同じように、なにかを確かめるように私の身体に恋人の身体を埋めていた。
裸で抱き合って、私はやっといつものように笑うことができた。
ほどなく恋人が帰りじたくを始めて、私はそれをずっと見ていた。恋人は黙ってワイシャツを着てネクタイをつけ、スーツ姿になった。
これから何度もこんな光景を見ることになるんだろうな、と思う。夜中に、早朝に、いってしまう恋人。私をこの部屋にひとり残して。でもそれは置いてけぼりじゃない。また必ず会えるし、また一緒にいられるんだ。
帰りは駅まで一緒に歩いた。恋人はもう月曜から始まる仕事のことを考えていた。横顔でわかってしまう。
「私のこと、忘れないでね」と呟いた。恋人は「別れたいの?」と突然訊ねる。私はびっくりする。恋人も同じように不安を抱えているのかもしれない。簡単にそんなこと言っちゃだめなんだな、と思う。
てくてく歩きながら、淋しさは増していく。でも時は流れる。しあわせな時間が過ぎれば淋しい時間がきて、またその逆も必ずやってくるのだ。
信じよう。
また連絡するから、と恋人が言って、駅前で別れた。
雨が降り出してきた。自転車を飛ばして家に着く。
***
はっきりとした時間はわからないとのことだったので、本を読みながらだらだらしてたらいつの間にか寝ていた。恋人からもらった指輪をなくす夢をみた。起きてからも意識は混濁していて、体が重たかった。今日は会えないんじゃないかと思えてきた。気分がどんよりとしている。
ぼんやりしてたら恋人から電話がきて、今から店舗にいくからもう少しかかる、とのこと。
ああ、会えるのか。ほっとしたようなそうでないような、不思議な気持ちだった。
19時半ころ、私の家の駅で待ち合わせ。早く着いたので、ロータリーのところで座って待っていた。いやに緊張して、心臓がどきどきしていた。電車が停まって、恋人が改札から出てきた。スーツを着て、髪を短くして、べつの人みたいだった。顔には心なしか精悍さがそなわっていた。
久し振りに手をつないで歩いた。恋人の手は暖かかった。横顔がいつもと違う気がして、少し淋しくなった。
駅前のファミレスに行ってごはんを食べ、いろいろと話す。研修中のこと、私の仕事のこと。やっぱり恋人は成長していて、頼もしくなっていた。
私はなんだかせつない気持ちのままで、ふにゃふにゃと笑うことしかできなかった。たまに涙がこみあげてきて、顔を伏せた。
あっというまに時間が過ぎて、そろそろかな、と思っていたら、恋人が突然「イズミの家に行こう」と言った。
私はびっくりして「なんで?」と聞いた。
「久し振りに行きたいんだ。泊まらないで帰るの見るの嫌?」と恋人。
私は黙って頷いた。でも恋人は「行こう」と言って店を出た。
私の家までの道を、何度こうして手をつないで歩いたかわからない。
でも今は今までと違うんだ、もう何かが始まっているんだ。そんなことを考えながら歩いた。
ときおり恋人はつないだ手の力をぐっと込めた。私もぎゅっと握った。
家に着いて、抱き合うまでに時間はかからなかった。ほとんど無言で抱き合った。自分がどれだけ恋人の体温を求めていたかわかった。無我夢中で恋人にしがみついていた。恋人も同じように、なにかを確かめるように私の身体に恋人の身体を埋めていた。
裸で抱き合って、私はやっといつものように笑うことができた。
ほどなく恋人が帰りじたくを始めて、私はそれをずっと見ていた。恋人は黙ってワイシャツを着てネクタイをつけ、スーツ姿になった。
これから何度もこんな光景を見ることになるんだろうな、と思う。夜中に、早朝に、いってしまう恋人。私をこの部屋にひとり残して。でもそれは置いてけぼりじゃない。また必ず会えるし、また一緒にいられるんだ。
帰りは駅まで一緒に歩いた。恋人はもう月曜から始まる仕事のことを考えていた。横顔でわかってしまう。
「私のこと、忘れないでね」と呟いた。恋人は「別れたいの?」と突然訊ねる。私はびっくりする。恋人も同じように不安を抱えているのかもしれない。簡単にそんなこと言っちゃだめなんだな、と思う。
てくてく歩きながら、淋しさは増していく。でも時は流れる。しあわせな時間が過ぎれば淋しい時間がきて、またその逆も必ずやってくるのだ。
信じよう。
また連絡するから、と恋人が言って、駅前で別れた。
雨が降り出してきた。自転車を飛ばして家に着く。
昨夜、日記を書いたあと、残っていたわずかな力で「おかえりなさい」とメールを打った。
しばらくして、電話が鳴った。恋人からだった。
恋人の声。久し振りに聴く声。それを耳にして、体が震えて涙がぼろぼろ出てきた。
「土日会おうって言ってたのに、店舗に挨拶に行かなきゃいけなくてだめになったんだ。メールも返せなくてごめんな。」
会えないんだ。また、同じ気持ちで夜を越さなきゃいけないんだ。
そう思うと、明るい声で「お疲れ様」って言いたかったのにできなくて、逆に恋人に「なにかあったの?」と訊ねられた。
それから普通に話してたのだけど、研修の話をし始めたら、恋人が電話口で声を詰まらせて泣き出した。堰を切ったように。ほんとにたいへんで、でもやり遂げられて、安心したのだろう。私はずっと「頑張ったね、偉かったね」としか言えなかった。ほんとにすごいなって思った。恋人を誇りに思った。
でも心のどこかでは、恋人がそんなに辛い思いをしていたときに私は自分のことばっかり考えていたのを恥じて、心から恋人を労ってあげられなかった。恋人は気持ちが昂ぶっているし、今そんなこと言っても余計なこと考えさせるだけだし、と思って口をつぐんでいた。
恋人の話を聞きながら、体がちぎれそうに痛くて、ばらばらになってしまいそうなのを感じた。
限界だ、と思った。
恋人が泣き止んでひとしきり話終えた後、「私の思ってたことを言っていい?」と訊ね、吐き出した。
最初は私も頑張ろうって思ってた。そして頑張った。
でも返ってくるあてのないメールを送り続けることや、電話もできないことがとてもしんどかった。さみしいのに、それを伝えられないことも。
しかたないってわかってるのに、どうしてもだめだった。実際にたいへんなのはさーくんなのに、そんなことしか考えられない低レベルな自分が嫌だった。
これからさーくんの仕事が始まったらこんなことはたくさんあるはずのに、たった1週間でこんなんになったら、だめになっちゃうんじゃないかと思って自信が無くなった。
恋人はひとつひとつの言葉にうなずきながら全部聞いてくれた。
そして言ってくれた。
「そんなに不安にならないで。自信を無くさないで。
今日だって帰ってきてからイズミに研修のこと話したかった。聞いて欲しかった。
イズミもほんとの気持ちを話してくれた。
そういう気持ちがお互いにある限り、大丈夫だと思う。
俺たちなら大丈夫だよ」
つかれはてているはずの恋人なのに、私の話を全部聞いてくれたあとに、そんな言葉をくれた。
嬉しいのと申し訳ないのとで、頭の中がぐちゃぐちゃになった。
「だからさ、もう泣かないで、明日会おう?」と、恋人が言った。
夕方なら時間が空くから、って。
私は「ちょっとしか会えないなら、帰ってしまうのを見るのが悲しいからいいよ」と言った。
でも恋人は、「なんでだよ。会えないほうが悲しいだろ」と言ってくれた。
このひととなら、って思う。
道を見失って振り返ることがあっても、また前を向いて歩き出すことができるんじゃないか、って。
でもね、この1週間で、私は確実に損なわれたの。なにかを無くしたの。
それはもう戻ってこないんじゃないかとも思う。
このひとと自分を信じるしかない。頑張るしかない。
これから、恋人に会ってきます。
しばらくして、電話が鳴った。恋人からだった。
恋人の声。久し振りに聴く声。それを耳にして、体が震えて涙がぼろぼろ出てきた。
「土日会おうって言ってたのに、店舗に挨拶に行かなきゃいけなくてだめになったんだ。メールも返せなくてごめんな。」
会えないんだ。また、同じ気持ちで夜を越さなきゃいけないんだ。
そう思うと、明るい声で「お疲れ様」って言いたかったのにできなくて、逆に恋人に「なにかあったの?」と訊ねられた。
それから普通に話してたのだけど、研修の話をし始めたら、恋人が電話口で声を詰まらせて泣き出した。堰を切ったように。ほんとにたいへんで、でもやり遂げられて、安心したのだろう。私はずっと「頑張ったね、偉かったね」としか言えなかった。ほんとにすごいなって思った。恋人を誇りに思った。
でも心のどこかでは、恋人がそんなに辛い思いをしていたときに私は自分のことばっかり考えていたのを恥じて、心から恋人を労ってあげられなかった。恋人は気持ちが昂ぶっているし、今そんなこと言っても余計なこと考えさせるだけだし、と思って口をつぐんでいた。
恋人の話を聞きながら、体がちぎれそうに痛くて、ばらばらになってしまいそうなのを感じた。
限界だ、と思った。
恋人が泣き止んでひとしきり話終えた後、「私の思ってたことを言っていい?」と訊ね、吐き出した。
最初は私も頑張ろうって思ってた。そして頑張った。
でも返ってくるあてのないメールを送り続けることや、電話もできないことがとてもしんどかった。さみしいのに、それを伝えられないことも。
しかたないってわかってるのに、どうしてもだめだった。実際にたいへんなのはさーくんなのに、そんなことしか考えられない低レベルな自分が嫌だった。
これからさーくんの仕事が始まったらこんなことはたくさんあるはずのに、たった1週間でこんなんになったら、だめになっちゃうんじゃないかと思って自信が無くなった。
恋人はひとつひとつの言葉にうなずきながら全部聞いてくれた。
そして言ってくれた。
「そんなに不安にならないで。自信を無くさないで。
今日だって帰ってきてからイズミに研修のこと話したかった。聞いて欲しかった。
イズミもほんとの気持ちを話してくれた。
そういう気持ちがお互いにある限り、大丈夫だと思う。
俺たちなら大丈夫だよ」
つかれはてているはずの恋人なのに、私の話を全部聞いてくれたあとに、そんな言葉をくれた。
嬉しいのと申し訳ないのとで、頭の中がぐちゃぐちゃになった。
「だからさ、もう泣かないで、明日会おう?」と、恋人が言った。
夕方なら時間が空くから、って。
私は「ちょっとしか会えないなら、帰ってしまうのを見るのが悲しいからいいよ」と言った。
でも恋人は、「なんでだよ。会えないほうが悲しいだろ」と言ってくれた。
このひととなら、って思う。
道を見失って振り返ることがあっても、また前を向いて歩き出すことができるんじゃないか、って。
でもね、この1週間で、私は確実に損なわれたの。なにかを無くしたの。
それはもう戻ってこないんじゃないかとも思う。
このひとと自分を信じるしかない。頑張るしかない。
これから、恋人に会ってきます。
週末。
久し振りに偏頭痛がきた。派手に痛くはないけど、こめかみのあたりが低く響く。仕事中に鎮痛剤を飲んだけど効かない。
会社の先輩とごはんを食べて帰ろうかと話していたのだけど、先輩が残業のためお流れ。本屋に寄って資格の本と「海辺のカフカ」の下巻を購入。久し振りにお勉強。なかなかおもしろいもんだ。
失恋の歌を口ずさみながら、夏にやり残した花火を取り出して、ベランダ線香花火に火をつける。…と同時に宅急便のおっちゃんが来て大慌て。灰皿に火のついた花火をつっこんだら、届いたのは実家からの救援物資。おセンチになるヒマもない。
恋人からの連絡はありません。
いろいろ考えて、辛くて、でも私にも私の生活があって。こんなふうに慣れてゆくのなら、意外と平気なのかもしれないと思ってしまいます。
目先の気持ちだけをすくいとっても、後悔するだけだってわかってるけれど。きっと今よりもっと悲しくてしんどいんだろうな。
でも、私にも限界はある。
忘れたくない。けれどもう、動けない。動かない。
どうなるかわかんないけど、とりあえず、疲れたので休む。
久し振りに偏頭痛がきた。派手に痛くはないけど、こめかみのあたりが低く響く。仕事中に鎮痛剤を飲んだけど効かない。
会社の先輩とごはんを食べて帰ろうかと話していたのだけど、先輩が残業のためお流れ。本屋に寄って資格の本と「海辺のカフカ」の下巻を購入。久し振りにお勉強。なかなかおもしろいもんだ。
失恋の歌を口ずさみながら、夏にやり残した花火を取り出して、ベランダ線香花火に火をつける。…と同時に宅急便のおっちゃんが来て大慌て。灰皿に火のついた花火をつっこんだら、届いたのは実家からの救援物資。おセンチになるヒマもない。
恋人からの連絡はありません。
いろいろ考えて、辛くて、でも私にも私の生活があって。こんなふうに慣れてゆくのなら、意外と平気なのかもしれないと思ってしまいます。
目先の気持ちだけをすくいとっても、後悔するだけだってわかってるけれど。きっと今よりもっと悲しくてしんどいんだろうな。
でも、私にも限界はある。
忘れたくない。けれどもう、動けない。動かない。
どうなるかわかんないけど、とりあえず、疲れたので休む。
今朝。5時前に、ひどい生理痛で目覚める。最悪の夜明け。
携帯を見ると、恋人からの連絡はやっぱりない。
仕事がめちゃめちゃ忙しく、ずっとデスクに座ってパソコンと睨み合い。昼休みに外のベンチでぼぉっとして煙草を吸いながら、くるりの「ばらの花」を聴く。天気が良い。暖かい。街ゆくひとたちがみんな幸せそうに見える。どこかに出掛けたいな、とぼんやり思う。
家に着いて、日本酒で晩酌。実は今週毎晩飲んでる。恋人の不在とバランスをとっているのなら、もし別れたらアル中決定だなぁなんて思いながら。
恋人はあした帰って来る。くたくたになってることだろう。
土日に会えるかもしれないって思ってたけど、今の私じゃ到底無理。
伝えたいことはたくさんある。けど恋人はつかれはてている。これから本格的に仕事が始まる恋人に、余計な考えごとはさせたくない。重荷にもなりたくない。だから言えない。そんな状態じゃ、帰ってきた恋人に心から「おかえりなさい」って言えない。手離して迎え入れてあげられない。
ほんとは、きのう勤務地をメールで教えてくれたこと、嬉しかったの。
たぶん言い渡されてすぐに、私に教えなきゃって思って、こそこそメールを打ってくれたんだ。
土日だって、ほんとは会いたいの。会って、いろんな話を聞いて、触れ合いたい。笑い合いたい。きみの顔が見たい。声が聴きたい。疲れているきみを癒してあげたい。
でも、わからないの。ほんとうにきみになにをしてあげたいのか、なにをしてほしいのか、わからなくなってしまった。
迷いながらきみに会いたくない。曲がってしまった気持ちのままで話を聞くことはできない。きみの前で泣きたくない。
どうしてなの。
携帯を見ると、恋人からの連絡はやっぱりない。
仕事がめちゃめちゃ忙しく、ずっとデスクに座ってパソコンと睨み合い。昼休みに外のベンチでぼぉっとして煙草を吸いながら、くるりの「ばらの花」を聴く。天気が良い。暖かい。街ゆくひとたちがみんな幸せそうに見える。どこかに出掛けたいな、とぼんやり思う。
家に着いて、日本酒で晩酌。実は今週毎晩飲んでる。恋人の不在とバランスをとっているのなら、もし別れたらアル中決定だなぁなんて思いながら。
恋人はあした帰って来る。くたくたになってることだろう。
土日に会えるかもしれないって思ってたけど、今の私じゃ到底無理。
伝えたいことはたくさんある。けど恋人はつかれはてている。これから本格的に仕事が始まる恋人に、余計な考えごとはさせたくない。重荷にもなりたくない。だから言えない。そんな状態じゃ、帰ってきた恋人に心から「おかえりなさい」って言えない。手離して迎え入れてあげられない。
ほんとは、きのう勤務地をメールで教えてくれたこと、嬉しかったの。
たぶん言い渡されてすぐに、私に教えなきゃって思って、こそこそメールを打ってくれたんだ。
土日だって、ほんとは会いたいの。会って、いろんな話を聞いて、触れ合いたい。笑い合いたい。きみの顔が見たい。声が聴きたい。疲れているきみを癒してあげたい。
でも、わからないの。ほんとうにきみになにをしてあげたいのか、なにをしてほしいのか、わからなくなってしまった。
迷いながらきみに会いたくない。曲がってしまった気持ちのままで話を聞くことはできない。きみの前で泣きたくない。
どうしてなの。
今朝もやっぱりメールはなくて。返ってくるあてのない、届いているかどうかもわからないメールを送ること、それ以外のことにもいろいろとしんどさがピークを迎えていた今日。
仕事中に、恋人から「勤務地が決定した」とメールが来ました。
場所は恋人の家の最寄駅から電車で一時間くらいのところ。
恋人は「家の近くの店舗になる確率が高い」って言ってたし、恋人が希望を出したところとはまったく違うところだったので、びっくりした。
会えない距離ではない。休みが合わなくても、仕事が終わってから会うことはできる、と思う。
でも、恋人が研修に行ってからの数日間で、一気に私の不安は増した。
恋人のことが大好きで、大切にしたくて、支えてあげたいと思う。でもその半面、淋しくて淋しくてしかたなかった。私のことを考える余裕なんかないってわかってる。頭では「しかたないことだ」って理解できるのに、気持ちがどこかべつのところに行ってしまう。ほんとうに辛いのは恋人で、心から応援したいと思ってるのに、それが出来ない私が嫌で、苦しい。
4月からはそういうことがもっと増えるのが目に見えている。恋人は仕事に追われて、私はいまと同じように相反する気持ちのなかで溺れそうになる。なにも苦しまなくていいところに逃げたくなる。
たった数日で、自分の気持ちの在処を見失いそうになるなんて。
「なにがあっても大丈夫だ」なんて嘘。
私は不完全で未熟で、さーくんじゃなきゃだめなのに。
どうしたらいいのかわからない。こんなことで悩みたくない。
いつもまっすぐに恋人のほうを向いていたいのに。
仕事中に、恋人から「勤務地が決定した」とメールが来ました。
場所は恋人の家の最寄駅から電車で一時間くらいのところ。
恋人は「家の近くの店舗になる確率が高い」って言ってたし、恋人が希望を出したところとはまったく違うところだったので、びっくりした。
会えない距離ではない。休みが合わなくても、仕事が終わってから会うことはできる、と思う。
でも、恋人が研修に行ってからの数日間で、一気に私の不安は増した。
恋人のことが大好きで、大切にしたくて、支えてあげたいと思う。でもその半面、淋しくて淋しくてしかたなかった。私のことを考える余裕なんかないってわかってる。頭では「しかたないことだ」って理解できるのに、気持ちがどこかべつのところに行ってしまう。ほんとうに辛いのは恋人で、心から応援したいと思ってるのに、それが出来ない私が嫌で、苦しい。
4月からはそういうことがもっと増えるのが目に見えている。恋人は仕事に追われて、私はいまと同じように相反する気持ちのなかで溺れそうになる。なにも苦しまなくていいところに逃げたくなる。
たった数日で、自分の気持ちの在処を見失いそうになるなんて。
「なにがあっても大丈夫だ」なんて嘘。
私は不完全で未熟で、さーくんじゃなきゃだめなのに。
どうしたらいいのかわからない。こんなことで悩みたくない。
いつもまっすぐに恋人のほうを向いていたいのに。
月末で、仕事がかなり忙しかった。久し振りにテンパった。
しかし先輩から「思ったより暇で良かったね☆」と笑顔で言われ、手伝ってもらうこともできず、ひとりでこなした。が、がんばったよ…。息も絶え絶え。
さて、恋人といえば。
毎朝送ってくれていたメールが、今朝はありませんでした。
かなり心配。そしてやはり、ちょっと悲しい。
私はきょうのできごととか天気の話とか、一方的に送っているんだけどね。私だったら何も言われないよりメールのひとつくらい入っていたら嬉しいかも、と思って入れ続けてる。
どんなときでも返信をくれていたまめな人だから、それがかえって重責というか、不快な思いをさせていたらいやだけれど。
勤務地も研修中にわかるって言ってたから気になる。けど聞けない。
勤務地がわからないとこれからのことは考えられない。いつ休みで、どこで会えるのか、とか。そんな余裕は今はないってわかってるんだけど。
恋人が今どんな気持ちでいるのか、なにをしているのか、まったくわからない。それが悲しい。
こんなときに考えてもしかたないことだけど、私への気持ちも変わってしまったらどうしよう、とか、帰ってきてダメになったらどうしよう、とか思ってしまう。不安になる。
実際につらい状況にいるのはきみだけど、私も今、かなりしんどいよ。
付き合ってきてはじめてだ、こんなの。
早く帰ってきて。
しかし先輩から「思ったより暇で良かったね☆」と笑顔で言われ、手伝ってもらうこともできず、ひとりでこなした。が、がんばったよ…。息も絶え絶え。
さて、恋人といえば。
毎朝送ってくれていたメールが、今朝はありませんでした。
かなり心配。そしてやはり、ちょっと悲しい。
私はきょうのできごととか天気の話とか、一方的に送っているんだけどね。私だったら何も言われないよりメールのひとつくらい入っていたら嬉しいかも、と思って入れ続けてる。
どんなときでも返信をくれていたまめな人だから、それがかえって重責というか、不快な思いをさせていたらいやだけれど。
勤務地も研修中にわかるって言ってたから気になる。けど聞けない。
勤務地がわからないとこれからのことは考えられない。いつ休みで、どこで会えるのか、とか。そんな余裕は今はないってわかってるんだけど。
恋人が今どんな気持ちでいるのか、なにをしているのか、まったくわからない。それが悲しい。
こんなときに考えてもしかたないことだけど、私への気持ちも変わってしまったらどうしよう、とか、帰ってきてダメになったらどうしよう、とか思ってしまう。不安になる。
実際につらい状況にいるのはきみだけど、私も今、かなりしんどいよ。
付き合ってきてはじめてだ、こんなの。
早く帰ってきて。
朝の4時ころ、研修に行っている恋人から驚くようなメール。
いろいろあって、気が狂いそうになってる、と。
研修は想像を絶する厳しさらしい。
就職先が接客メインなのもあり、挨拶や頭髪のチェック、毎日一位からビリまで成績が発表されるテスト、その他もろもろの強制。研修教官からの叱咤。
昨夜は勉強して眠れなくて、たまらずメールしてきたようだ。
私はそのメールを5時半くらいに見て、返信したのは7時前。それくらい考えて考えて考えてじゃないとだめだった。簡単に「頑張れ」とかいえる状況じゃないのだ。
私にできることはなにもない。そう思うと歯痒くてくやしい。
そんなところから出て、早く帰ってきて欲しい。でも逃げても欲しくない。酷かもしれないけど、負けてもいいから、逃げないで欲しい。いつも私にそうしてくれたように、真っ直ぐ前を見て歩いて欲しい。
誰かが苦しんでるのを見てこんなに胸が痛んだのは初めて。
何もしてあげられない自分にこんなに腹が立つのも初めて。
私は帰ってきたきみに恥じないように、頑張る。仕事も、それ以外のことも。それくらいしかできないから。
どんなに愚痴をこぼしたって、私は全力できみを受け止める。
早く、ぎゅうと抱き締めてあげたい。
いろいろあって、気が狂いそうになってる、と。
研修は想像を絶する厳しさらしい。
就職先が接客メインなのもあり、挨拶や頭髪のチェック、毎日一位からビリまで成績が発表されるテスト、その他もろもろの強制。研修教官からの叱咤。
昨夜は勉強して眠れなくて、たまらずメールしてきたようだ。
私はそのメールを5時半くらいに見て、返信したのは7時前。それくらい考えて考えて考えてじゃないとだめだった。簡単に「頑張れ」とかいえる状況じゃないのだ。
私にできることはなにもない。そう思うと歯痒くてくやしい。
そんなところから出て、早く帰ってきて欲しい。でも逃げても欲しくない。酷かもしれないけど、負けてもいいから、逃げないで欲しい。いつも私にそうしてくれたように、真っ直ぐ前を見て歩いて欲しい。
誰かが苦しんでるのを見てこんなに胸が痛んだのは初めて。
何もしてあげられない自分にこんなに腹が立つのも初めて。
私は帰ってきたきみに恥じないように、頑張る。仕事も、それ以外のことも。それくらいしかできないから。
どんなに愚痴をこぼしたって、私は全力できみを受け止める。
早く、ぎゅうと抱き締めてあげたい。
我慢の限界はどこだ。
2005年3月27日 恋愛恋人から早朝に「研修は地獄です。軍隊だ…」とメールが入っていた。うむむ、辛そう。
携帯で電話することも禁止されてるんだって。さみしーのう。電話できないなんてつきあってから初めてのことだ。
私はと言えば、お昼前に起きて、ごはん食べて、部屋の大掃除して、本を読んで、そのまま昼寝して、と、第一級のダラダラぶりを発揮していたのに。すまぬ、さーくん。でもこころから応援してるよー、だーらだーら。明日は仕事忙しいのに今日は眠れなさそうだ。
早く恋人に会いたいけど、この調子じゃ帰ってきても疲労困憊でだめそうだな。また駄々をこねて泣いてしまうのだろうけど、無理をしてほしくない。あと、私がどれだけ我慢できるのか、試してみたいのもある。
賭けごとは嫌いだけど、まだ余裕のある今ならいけるかな、と。
携帯で電話することも禁止されてるんだって。さみしーのう。電話できないなんてつきあってから初めてのことだ。
私はと言えば、お昼前に起きて、ごはん食べて、部屋の大掃除して、本を読んで、そのまま昼寝して、と、第一級のダラダラぶりを発揮していたのに。すまぬ、さーくん。でもこころから応援してるよー、だーらだーら。明日は仕事忙しいのに今日は眠れなさそうだ。
早く恋人に会いたいけど、この調子じゃ帰ってきても疲労困憊でだめそうだな。また駄々をこねて泣いてしまうのだろうけど、無理をしてほしくない。あと、私がどれだけ我慢できるのか、試してみたいのもある。
賭けごとは嫌いだけど、まだ余裕のある今ならいけるかな、と。
ひとりの休日/完全な拒絶
2005年3月26日 恋愛恋人の研修がいよいよ始まる。よって第一回目・ひとりの休日。
友人と遊びに行く気力もなく、「海辺のカフカ」の文庫版を読み耽りながら過ごす。読んでるうちに眠くなってまぶたがおりてきて昼寝。起きてごはん。とかやってたらもう夜だー。なんて不毛、でも充実。
恋人と過ごせなくてさみしいんだけど、私には確実にこういう時間が必要なのだ。なにもせず、自分のためだけに消費する時間。ひさしぶりにそんな時間があって、少なからずとも安堵している。でもほんと、さみしいんだよ。思い出すのは恋人のことばっかりだし。
あとは本の続き読んで、ネットして、「ハッピー・マニア」でも読み返そうかな。あとビデオも観なきゃ。煙草もきれそうだ。
***
さみしいときに、無条件で甘やかしてくれる手を振り払うのは、私にとっては容易なことではない。「流されやすい」っていうのはそういうこと。
でも中途半端にではなく、完全なる拒絶を示さなければ、私にとってもその人にとっても、もちろん恋人にとってもよくない。わかってる。まだ健康的に休日を過ごせるうちはその人の手を必要としなくていい。
じゃあどうしようもなくなったら?限界がきたら?
私には、自信がない。だから拒絶し続けるのだ。完全に。
友人と遊びに行く気力もなく、「海辺のカフカ」の文庫版を読み耽りながら過ごす。読んでるうちに眠くなってまぶたがおりてきて昼寝。起きてごはん。とかやってたらもう夜だー。なんて不毛、でも充実。
恋人と過ごせなくてさみしいんだけど、私には確実にこういう時間が必要なのだ。なにもせず、自分のためだけに消費する時間。ひさしぶりにそんな時間があって、少なからずとも安堵している。でもほんと、さみしいんだよ。思い出すのは恋人のことばっかりだし。
あとは本の続き読んで、ネットして、「ハッピー・マニア」でも読み返そうかな。あとビデオも観なきゃ。煙草もきれそうだ。
***
さみしいときに、無条件で甘やかしてくれる手を振り払うのは、私にとっては容易なことではない。「流されやすい」っていうのはそういうこと。
でも中途半端にではなく、完全なる拒絶を示さなければ、私にとってもその人にとっても、もちろん恋人にとってもよくない。わかってる。まだ健康的に休日を過ごせるうちはその人の手を必要としなくていい。
じゃあどうしようもなくなったら?限界がきたら?
私には、自信がない。だから拒絶し続けるのだ。完全に。
最短デート/改札でのおどろき。
2005年3月24日 恋愛昨日卒業式帰りの恋人から電話があって、いろいろ話してたらなんだかさみしくなって、泣けてきて。でもそれを恋人に悟られたくなくて、無理して元気に話してた(けどバレてた)。
で、今日は突然のデート。
私が、会いたいよぉぉう、と我儘を爆発させて、急遽仕事終わりに会うことにしたのだ。
仕事を早めに切り上げて、恋人と待ち合わせる。
一緒にごはんを食べて、いつもと同じように笑って話して。
でも気を抜いたらまた泣けてきてしまいそうだったから、ずっと恋人の顔を凝視していた。傍から見たらただのヘンな人だっただろう。
いつも私の家に一緒に帰るのに、今日はそうじゃない。べつの電車に乗って、それぞれの家に帰るのだ。あたりまえのことなのに、ものすごく悲しい。さみしくてしかたない。涙が込み上げるのを必死に堪えていたら、「もう一生会えないみたいな顔するなよー」と恋人が笑う。私も笑う。
人前でいちゃこらするのが何よりも嫌いなひとなのに、私がずっと改札の前でうだうだしてたら、チューしてくれた。めちゃめちゃ短い、ほんとに一瞬の。びっくりしたけど、うれしかった。
じゃあね、と言って別れて、歩き出す。さっきのチューがずっと残ったまま。耳にふたりが好きなオーシャンカラーシーンの「So Low」が流れる。大丈夫だ。
今までで一番短いデートだったけど、深く心に響く時間だった。
私も頑張る。
と、ここまで書いてナンですが、来週の土曜には会えるみたい。一週間ちょいのナニが我慢なのか。バカですな。
で、今日は突然のデート。
私が、会いたいよぉぉう、と我儘を爆発させて、急遽仕事終わりに会うことにしたのだ。
仕事を早めに切り上げて、恋人と待ち合わせる。
一緒にごはんを食べて、いつもと同じように笑って話して。
でも気を抜いたらまた泣けてきてしまいそうだったから、ずっと恋人の顔を凝視していた。傍から見たらただのヘンな人だっただろう。
いつも私の家に一緒に帰るのに、今日はそうじゃない。べつの電車に乗って、それぞれの家に帰るのだ。あたりまえのことなのに、ものすごく悲しい。さみしくてしかたない。涙が込み上げるのを必死に堪えていたら、「もう一生会えないみたいな顔するなよー」と恋人が笑う。私も笑う。
人前でいちゃこらするのが何よりも嫌いなひとなのに、私がずっと改札の前でうだうだしてたら、チューしてくれた。めちゃめちゃ短い、ほんとに一瞬の。びっくりしたけど、うれしかった。
じゃあね、と言って別れて、歩き出す。さっきのチューがずっと残ったまま。耳にふたりが好きなオーシャンカラーシーンの「So Low」が流れる。大丈夫だ。
今までで一番短いデートだったけど、深く心に響く時間だった。
私も頑張る。
と、ここまで書いてナンですが、来週の土曜には会えるみたい。一週間ちょいのナニが我慢なのか。バカですな。